15時からは高橋敏也氏による2回目のステージ。今回のイベントのために、究極のRAID PC「絶対RAIDマシン」を組んだという高橋さんらしい内容。

マザーボードがIntel X99 ExpressチップセットでSATA 3.0(6Gbps)対応コネクタが10個あるため、サンディスク エクストリームプロ 240GBを10台用意。これをIntel RSTとWindows 8.1のダイナミックディスク機能によって、RAID 0を構築している(速度重視なのでストライピングのRAID 0)。

お馴染み高橋敏也氏。ちなみにいつもよりも軽装備で、武装なし

今回はExtreme PRO 240GBを10台使った贅沢なマシンの作成。ということでまずはExtreme PRO SSDのスペックおさらい

マシン構成の説明。「マザーボードに10個のSATAコネクタがあるから埋めてみよう」という高橋さんらしいスペック。DDR4 16GBとは妙にメモリが多い。リアパネルに電源コネクタとファンしか見えない、かなり変なケースだ

10台のSSDを取りつけるのに何本のケーブルを買ってくるか? 答は11本以上とのこと。「まあ、不良の1つや2つは出ますからねぇ」(高橋氏)。ちなみに12本のSATAケーブルを用意して、不良品は1本だったそうだ

SSD×6台を本来のマウンタに取り付け、2台は底面に張り付け。残りの2台は、4台入るフロントマウンタに。4台ともフロントにするには電源ケーブルの取り回しができなかったのかな?

配線中。今回、SATA電源ケーブル配線が難しかったということで、こういう取り付けになったらしい

BIOSでSSD×10台のRAID 0を確認でき、Windows 8.1をインストールして完成

Extreme PRO SSD × 10台のRAID 0、ベンチマーク結果は…

ベンチマーク結果だが、オーバーヘッドがあるのでSSD×2台で速度も2倍にはならないものの、十分なスピードアップが見込める。一方、SSD×4台を超えるRAID 0は、チップセット側の転送能力で問題があると推測。「これ以上を求めるならば、PCIexpressのRAIDカードが必要だろう」(高橋氏)。

SSD RAIDマシンの魅力としては、高速性、静音性、低消費電力、軽量を挙げた。毎日のフルバックアップを取るという条件で、システムドライブをExtreme PRO SSD×2台のRAID 0で組むと、HDDと比べて劇的なパフォーマンスアップが見込めるという。

展示ブースから引っ張り出した実機を見せる高橋さん。Extreme PRO SSD×6台は、ケースのストレージマウンタに表裏で3台ずつ設置

こちらは展示ブースで撮った画像。確かにSATAポートがすべてふさがっていて(左上)、底面に2台Extreme PRO SSDがある(右上)。そしてフロントのベイに2本のSATAケーブルが伸びている(左下)

圧倒的なベンチマーク結果。Extreme PRO SSD×1台でもHDDより速いし、2台にすればさらに高速。4台にすれば3倍近い性能をたたき出した

ただし8台にしてもあまりスピードアップなし。これはHaswell-EとX99のインターコネクトがDMI 2.0 x 4のためだろう

まとめ。Extreme PRO SSD×10台は、HDD×2台より軽いハズと、ケースを持ち上げて軽いことをアピール