エクストリーム製品に使われているnCache PRO技術は、高速なDRAMに書き込んだのちに耐久性のあるSLCメモリに書き込み、ある程度のブロックにまとめてMLCメモリに書き込む。この2段階の書き込みプロセスと、フラッシュメモリを8chに分割することによって、高速性と高耐久性、「使いこんでも低速化しない」ことをアピール。業界最長の10年保証があることも特徴に挙げた。

サンディスク製品はnCache技術がキモのようだが……

ということでサンディスクの長谷川史子氏が登場

nCache Proはライト速度がやや遅いMLCへデータを直接書き込むのではなく、まずDDR DRAMに書き込み、その後さらにSLCのCacheへ書き込む。このキャッシュ作業を、フラッシュメモリの書き込みに向くある程度のサイズ(容量)まで貯めて、一気にMLCに書く

一見すると無駄なように見えるが、書き込み能力が劣化しないのが大きな特徴(これをプチフリと勘違いする人がいる)。ちなみにDRAMバッファのサイズは秘密とのこと

高橋さんによるSSDの各視点での魅力

また、「サンディスクSSDダッシュボード」と呼ばれるソフトウェアを使うことによって、HDDからの乗り換えが素早く行えるほか、SSDの状態チェックも行える。高橋氏は「RAID構成にしていても、すべてのSSDを1つの管理画面で見ることができる」と補足していた。

もう1つの魅力は、ダウンロード提供される専用ツールの「サンディスクSSDダッシュボード」。多機能なSSD用ツールで、これは次のステージで使われていた。RAID構成でもすべてのドライブ(SSD)状況を確認できるのはうれしい