iPhone 6、iPhone 5s、iPhone 5、iPhone 4Sのパフォーマンスをベンチマークアプリ「Geekbench 3」で測定したところ、下表に挙げる結果となった。32bit CPUを積むiPhone 5と64bit CPUを積むiPhone 5sとでは、ダブルスコアに近い開きがあるが、その程度の性能差ではiOS 8の操作感に大きく影響しないようだ。

一方、同じ32bit CPUを積むもののクロック数が大きく異なるiPhone 5とiPhone 4Sとの間にもダブルスコア以上の性能差があり、こちらは操作感の違いとして現れている。もしiOS 8にアップグレードするかどうか迷っているiPhone 4Sユーザがいるとすれば、iOSはダウングレードできない仕様なだけに、次の機種変更までiOS 7で通したほうが幸せかもしれない。

最新モデルだけあって、iPhone 6で利用するiOS 8はすこぶる快適。ベンチマークのスコアも、32bit CPU搭載のiPhone 5/4Sとは大きな差がある

もしiPhone 4SをiOS 8にアップグレードしていなければ、機種変更までそのまま使い続けるほうがストレスはなさそうだ

■ベンチマーク(Geekbench 3)の結果

iPhone 6 iPhone 5s iPhone 5 iPhone 4S
Integer Single-Core 1666 1429 722 281
Multi-Core 3277 2832 1420 554
Floating Point Single-Core 1577 1301 575 181
Multi-Core 3116 2526 1132 364
Memory Single-Core 1592 1429 885 152
Multi-Core 1838 1722 1198 214
TOTAL Single-Core 1615 1377 695 215
Multi-Core 2924 2487 1260 410