この日、LINEが発表したテーマは「LIFE」。利用者の生活に密着したサービスを「LIFEプラットフォーム」「エンターテインメントプラットフォーム」の2分野から提供する。まず、LIFE プラットフォーム領域に関するサービスについて、LINE代表取締役 COOの出澤剛氏が詳細を紹介した。

LINE 代表取締役 COOの出澤剛氏は、LIFE プラットフォーム領域に関する新サービスについて説明した

LINE Maps for Indoor

LINE Maps for Indoorは、百貨店やショッピングセンターなどの商業施設内のナビゲーションに特化した地図アプリ。ショップやレストランを指定すると、現在地から目的地までのルートが地図で案内される。サービスの公開は2014年秋を予定。対応言語は日本語、英語、中国語、韓国語となっている。出澤氏は「いま、海外から来日する観光客が増えている。そういった人たちにも便利に使ってもらえるのではないか」と期待を寄せた。

LINE Maps for Indoorは、商業施設内のナビゲーションに特化した地図アプリ。サービス開始当初は渋谷ヒカリエや東京ミッドタウンなど東京近郊の約40施設の屋内地図が対応する

LINE Pay

LINE Payは、LINEアプリを介してオンラインショッピング等の決済が可能になるサービス。決済にあたっては、クレジットカードとの連携、プリペイドカード、提携銀行(みずほ銀行、三井住友銀行)の口座からの事前チャージ等に対応する。LINEならではの機能として、LINEでつながっている友だちの間で、決済した商品・サービスの購入費用を按分(割り勘)したり、相手の銀行口座を知らなくても友人のLINE Pay口座宛に送金したり、といったことが可能になる。送金されたお金は銀行口座からも引き出せるとのこと。2014年冬の公開を予定している。

LINE Payの利用イメージ。ECサイトでの決済、LINEユーザーへの送金などがLINEアプリから行えるようになる。手数料に関しては「業界最安値で提供したい」(出澤氏)とのこと

セキュリティにも充分に配慮。LINEとは異なる2次認証パスワードを採用するほか、利用端末が「iPhone 5s」以降の場合には指紋認証のTouch IDにも対応する。決済の際は、スマートフォンでの認証操作が必須となる。出澤氏は「安心、安全のサービスを実現していきたい」と意気込んだ。