写真で見る、カシオタイの第三工場(電卓の生産ライン)

カシオタイの第三工場へ取材に訪れた時点で、すでに関数電卓の生産ラインが稼働していた。関数電卓を組み立てる様子を、写真で紹介しよう。

関数電卓の生産ライン

カシオタイ 代表取締役社長の臺場秀治氏

カシオ計算機は、カシオタイのほかにも、中国、そして日本国内には山形カシオという生産拠点を抱える。これらの工場は、製造・生産技術でも工場運営でも、世界のトップレベルだ。何においてもそうだが、無駄を減らして効率化したり、ミスを減らす工夫をしたりするのは大切なこと。

モノを生産する工場であれば、単位時間あたりの生産数が増え、かつ不良品の割合が低くなることで、単純に製品のコストが下がる。企業の利益アップにつながるし、製品の価格が安くなればユーザー側としても嬉しい。詳細は省くが、カシオタイの工場では、工場内部や生産ラインのレイアウト、人と資材の動線といったところまで、細かく最適化を図っている。

自分の左側から流れてくる部品を取って、自分の担当を手際よく処理する皆さん

メイン基板をケースに装着

液晶パネルを結線

もう少しで完成

表面のケースを処理

ケースをていねいに取り付ける

完成した関数電卓を箱詰め

出荷を待つ関数電卓

こちらは組み立て前の部品たち。セットアップルームという場所に仕分けされ、1,000台分の関数電卓の部品で1セットを構成。生産ラインの状況を見つつ、効率的に生産ラインへ供給できるようになっている