カメラ

アプリのUIはiOS 7のときとほとんど変わらないが、写真/ビデオ撮影アプリ「カメラ」は地道な機能強化と改善を印象づける。注目すべきは「タイムラプス」(低速度撮影、撮影するコマ数を30枚/秒より少なくすることでビデオを早回ししたような効果を与える)のサポートで、ビデオを撮るときと同様に構えるだけでタイムラプスムービーを撮影できる。コマ数の調整には対応しないが、撮影ボタンを押すだけで撮影から合成まで処理できる手軽さをむしろ歓迎したい。

ありそうでなかった「タイマー機能」も追加された。選択肢はオフと3秒/10秒というシンプルさだが、コンパクトカメラでタイマーを設定するときの秒数が10秒でも持て余し気味なことを思えば、必要にしてじゅうぶんともいえる。三脚がなければ自立できそうにないiPhone 6(Plus)ではどのように使われるか気になるところだが、iPhone 5/5sユーザには重宝されそうな機能だ。

ビデオ撮影モードとして「タイムラプス」が追加された。コマ数の調整はできないが、早回ししたようなムービーを気軽に撮影できる

静止画撮影にはタイマー機能が追加され、シャッターレリーズまでの時間を3秒と10秒のどちらかで選べるようになった