ディスプレイが綺麗になって最新のチップを搭載

では、そのハードウェア的なポイントをチェックしてみよう。

まず最も大きなポイントは、「チップ」にある。「iPhone 5」では「Apple A6」だったが、「iPhone 5s」は「64ビットアーキテクチャ搭載A7チップ+M7モーションコプロセッサ」、「iPhone 6」、「iPhone 6 Plus」では「64ビットアーキテクチャ搭載A8チップ+M8モーションコプロセッサ」と進化している。

これはつまるところ「処理機構」であり、iPhoneの処理に関する重要なファクターのひとつだ。例えば新しくゲームアプリが配信されるとして、処理が追いつかなくなるため古い端末は非対応といったことがおきる。また、対応していても処理が重いといったことが考えられるため、そういった意味では新しい端末に変える意義はある。

次にディスプレイの問題。「iPhone 5」、「iPhone 5s」は4インチ(1,136×640ピクセル)のRetinaディスプレイを採用した。「iPhone 6」では4.7インチ(1,334×750ピクセル)のRetina HDディスプレイと進化し、「iPhone 6 Plus」は5.5インチ(1,980×1,080ピクセル)のRetina HDディスプレイとなった。これにより、HDコンテンツを無理なく再生できることになる。