未来を提案するLifeLogとスマートウェア
もう1つの目玉がXperiaと連携するスマートウェアだ。電子ペーパーの画面を搭載した「SmartBand Talk」とAndroid Wearを搭載した「SmartWatch 3」の2製品を投入。従来のSmartBandとあわせて、ラインナップを拡充した。
いずれもLifeLogアプリケーションと連携。日々の生活のログが保存されるようになっている。SmartBand Talkは、階段の上り下りも検出できるようになっているため、LifeLogアプリにもその情報が表示できるようになった。今年年末から来年初頭にかけて、「スマートテニスセンサー」の情報にも対応するそうだ。
スマートウェアは、スマートフォンがあれば似たようなことはできるが、皮膚に設置するスマートウェアだからこそ、さまざまなセンサーを搭載して色々な情報が取得でき、田嶋氏は、「これからどんどんセンサーを増やせる」と話す。
LifeLogアプリでは、スマートウェアとスマートフォンの加速度センサーを両方使い、「より確からしい方」または「平均」を使って日々の情報を記録しているという。これによって「どれだけ人間の行動を正確に認識するか」に関して「試行錯誤を繰り返している」(同)そうだ。
「目指しているのは、フィジカルな動きと心の動き、例えばあの写真を撮ったときにどれだけ興奮したか、音楽と心の動きの連動が分かることによって、より振り返りがリッチになること」と田嶋氏。各種センサーによって人の反応を記録し、その瞬間になにをしていたかを記録することで、その時の心の動きも記録する。それがLifeLogの目指す方向性だという。