最高の環境で音楽を楽しむために

筆者は米国に住んでおり、日本行きの飛行機に頻繁に乗り込む。10時間前後のフライトは、ネットからも遮断され、ときおり原稿を書いていることもあるが、ゆっくり音楽を聴きながら電子書籍を読む、といった時間に当てることができる。

その音楽を聴く際に重宝しているのが、カナル型のイヤフォンと、オーバーヘッド型で耳を包み込むヘッドフォンだ。前者はAtomic Floyd Super Dartsを、後者はゼンハイザーMomentumを利用している。2つ用意している理由は、移動する際の鞄のサイズやカジュアル度合い、自宅作業やフライト中の気分の問題だ。

Atomic Floyd SuperDartsと、ゼンハイザーMOMENTUMを併用。いずれも赤いケーブル、そしてiPhoneで利用できるリモコンマイクを搭載しており、通話や音声入力などにも活用できる

この2つの共通点は、図らずもケーブルが赤いことが挙げられるが、ノイズキャンセリング機能がなくても構造上ある程度遮音性を確保している点だ。これは筆者だけかもしれないが、ノイズキャンセリングで聞こえてくる音があまり心地よく感じず、長く聞いていると頭痛のような感覚に陥るため、通常の使い方でノイズを軽減できるものを選んでいる。

音質の違いは、Atomic Floydは派手で元気の良い雰囲気、ゼンハイザーはナチュラルで豊かな表現といったところ。聴く音楽によって使い分けても良い。

どちらもiPhoneやiPad、Macに対応するイヤフォンマイクが備わっており、電話やFaceTime、Google Hangoutの通話に便利だ。また、最近音声入力を頻繁に行っており、口元にマイクがあると静かにぶつぶつとつぶやきながら入力でき、重宝している。