米Lenovoは4日(ドイツ時間)、ドイツのベルリンで開催する「IFA 2014」で、着脱式の2in1 PC「ThinkPad Helix」の新モデル「The new ThinkPad Helix」を発表した。CPUに「Broadwell-Y」の開発コード名で知られる、最新の14nm製造プロセス採用プロセッサ「Core M」を採用する。10月より販売を開始し、価格はUltrabook keyboardとのセットで999ドルから。
「ThinkPad Helix」は、11.6型フルHD(1,920×1,080ドット)ディスプレイとキーボードドッグを取り外して利用できる着脱式2in1 PC。
現行モデルは第3世代Intel Coreプロセッサの低電圧モデルを搭載し、タブレット本体の厚さが11.6mm、重量が約835gだった。
一方、「The new ThinkPad Helix」では、Intelが6月に台湾で開催されたCOMPUTEXで展示した「Core M」プロセッサを採用し、厚さ約9.65mm(0.38インチ)、重量が約795gと薄型軽量化を実現した。また、具体的な数値は明かしていないが、現行モデルと比較して「驚異的な電力効率とバッテリ駆動時間を提供する」としている。
キーボードドックはオプションで、「Ultrabook keyboard」と「Ultrabook Pro keyboard」を用意する。「Ultrabook keyboard」ではインタフェースにUSB 2.0×1、「Ultrabook Pro keyboard」ではUSB 3.0×1とMini DisplayPort×1を搭載する。
このほか、主な仕様はメモリがLPDDR3-12800 4GB / 8GB、ストレージが128GB / 256GB SATA SSD、180GB / 360GB Intel drive、512GB PCle SSD、ディスプレイが10点マルチタッチ対応11.6型フルHD(1,920×1,080ドット)ディスプレイ、OSがWindows 8.1 64bitもしくはWindows 8.1 Pro 64bit。
インタフェースは、USB 3.0×1、microHDMI×1、IEEE802.11a/g/n/ac、Bluetooth 4.0、フロントカメラ200万画素、リアカメラ500万画素、microSDスロット、マイク/ヘッドホンコンボジャックなど。また、オプションでワイヤレスWAN(3G/4G LTE)にも対応する。
本体サイズと重量はW301.1×D192.5×H9.65mm/795g、「Ultrabook keyboard」とのドッキング時はW301.1×D215.7×H25.4mm/1.35kg、「Ultrabook Pro keyboard」とのドッキング時はW301.1×D213.3×H20.2mm/1.7kg。