ビジネスインクジェット機の新ブランド「MAXIFY」

ここで話題はビジネス向けのモデルへ。ビジネス向けインクジェットプリンタの国内市場は、年間53万台。今後は60万台から70万台までの拡大が見込まれる。家庭用インクジェットプリンタを仕事で使うユーザーも多く、こちらは年間42万台が出荷されている模様だ。これにレーザープリンタの年間85万台規模を合算し、「ビジネスプリンタ市場」として見ると、全体では180万台規模となる。この市場に訴求すべく、ビジネスインクジェットプリンタ/複合機の新ブランド「MAXIFY」(マクシファイ)を立ち上げた。

新ブランドを立ち上げ、ビジネスプリンタ市場のシェア獲得を狙う

MAXIFYシリーズでは、高速プリント、高画質、低ランニングコストを実現したインクジェット複合機を提供。いわゆる「スモールオフィス」と呼ばれる中小企業のシェアを獲得していきたい考えだ。

MAXIFYは、最大化するという意味のMAXを動詞化した言葉。ダイナミックに進化していきたい、という想いを込めたという

MAXIFYシリーズは中小企業がおもなターゲット。レーザープリンタの「Satera」シリーズも引き続き提供する

今後は「Biz Printer is」というキーフレーズで、インクジェット「MAXIFY」とレーザー「Satera」の両輪で、ビジネス市場に訴求していく。川崎氏は「仕事の価値向上に貢献していきたい。万全の販売体制、サービスサポート態勢を整えて販売していく。プリンティング市場全体で、国内No.1のシェアを目指す」と意欲的に語った。

キヤノンでは「Biz Printer is」というキーフレーズで、ビジネス利用を訴求する。プリンティング市場全体で、国内No.1のシェアを目指す