キヤノンマーケティングジャパン 取締役 常務執行役員 イメージングシステムカンパニープレジデントの八木耕一氏は、国内マーケティング戦略について紹介した。「年末商戦に向けて、磐石のラインナップがそろった」と八木氏。すべての機能を網羅しているMG7530は、6色ハイブリッド+大容量インクが特長。カラーバリエーションにオレンジとブラウンを加えたことで、洋室にも和室にもマッチするモデルを選べる。「日本の住環境を意識した本体カラーになった」と八木氏。スマホ連携に関しては、「PIXUSタッチにより、誰でも写真プリントに挑戦する気持ちになってもらえる」と解説した。
PIXUS MG6730では、6色ハイブリッドによるトップクラスの低ランニングコストを訴求。PIXUS iP110では、モバイルプリンタに期待される様々なニーズに対応できる製品であることをアピールする。「お客様それぞれのニーズにあった製品をそろえた。お客様との接点において、分かりやすくご提案していきたい」と八木氏。
全体としては、スマートフォンから印刷できる機能を象徴する「スマフォトプリント!」をキーワードに、新製品を展開していく。八木氏は「分かりやすく、シンプルなメッセージで新製品の特長を訴求していく」と話した。テレビCMやスペシャルサイト、店頭での活動に加えて、製品の発売に合わせて猫フォトコンテスト「ブサかわ猫ちゃんグランプリ」を実施する。
さらに、ホームプリント市場の活性化に向けて、女性の日常に注目。女性ユーザーの要望に耳を傾けて、PIXUS Atelierを展開する。一方のビジネス領域では、スモールオフィスの利用者にMAXIFYを提案。店頭チャネル、Webチャネルなどで積極的に訴求していく。最後に、八木氏は「家庭用プリンター、ビジネスプリンターの両方でシェアNo.1を目指していく」と力を込めた。
最後の質疑応答では、キャッシュバック施策について「現段階では具体的には話せない。ブサかわ猫キャンペーンで開始したいと思っている。詳細が決まり次第、またアナウンスしたい」(八木氏)と回答。女性向けプリンターの需要については、「女性は、男性とはまったく違う感性でプリンターを使われていることが分かった。今後どう市場開拓できるか、興味がある。市場を広げ、活性化させていきたい」(大塚氏)と述べた。