アパレルのRalph Laurenは8月25日(米国時間)、米ニューヨークで開幕したテニスの全米オープンに合わせ、ハイテクなTシャツ「Ralph Lauren Polo Tech」を発表した。ファッションブランドだけあり、ファッショナブルなデザインが特長。Tシャツそのものがセンサーになっており、心拍数などのデータをクラウド上に転送することができる。

「Ralph Lauren Polo Tech」

着用イメージ

「Ralph Lauren Polo Tech」は、バイオメトリクスセンサーを組み込んだスマートTシャツ。体にフィットするタイプのデザインで、色は黒地で黄色の「Polo Player」ロゴをあしらった。カナダのOMsignalと共同開発したもので、OMsignalの独自技術を利用することでシャツそのものがセンサーになるという。センサーを使って呼吸や心拍数、ストレスレベルや消費エネルギーなどユーザーのさまざまな生物学や生物学上の情報を読み込み、スマートフォン側のアプリに送信する。

アプリイメージ

収集したデータは、加速度計とジャイロスコープを含む「ブラックボックス」に保存。データは「ブラックボックス」からクラウドに転送され、クラウド内でさまざまなアルゴリズムにより処理されるという仕組みだ。

Ralph Laurenは、今後ハイテク分野を強化する戦略で、「Ralph Lauren Polo Tech」を重要な製品と位置づけている。同社は全米オープンのオフィシャルスポンサーとしてウェアを手がけており、「Ralph Lauren Polo Tech」は全米大学テニス協会でシングル部門1位のMarcos Giron選手が練習で着用する予定となっている。

(記事提供: AndroWire編集部)