説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「新しいiPhoneが発売されたら、下取りプログラムはどうなる?」という質問に答えます。

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9月の新機種発売が噂されるiPhoneですが、取り扱いキャリアは発売日が確定され次第、下取りプログラムの対象機種にiPhone 5s/5cを追加することが予想されます。機種変更はキャリア変更のタイミングでもあり、顧客囲い込みの優遇策として下取りプログラムは有効だからです。最新のiPhoneに機種変更することにあわせてキャリアを変えるかどうか迷っている場合には、プログラムの内容を見て判断してもいいでしょう。

昨年日本時間の9月11日にiPhone 5s/5cが発表されたとき、au/KDDIおよび沖縄セルラーは下取りプログラムの対象機種に1代前のiPhone 5をくわえました。実施時期はiPhone 5s/5cの発売日である9月20日からとされ、iPhone 5を下取りに出すとポイントが還元されるしくみです。ソフトバンクも9月16日、「スマホ下取り割」の対象機種にiPhone 5を追加し、下取り額を明らかにしました。NTTドコモはiPhoneの取り扱い開始後はじめての新機種対応となりますが、すでにソフトバンク/au対応のiPhone下取りプログラムを実施していることもあり、早々にiPhone 5s/5cを対象にくわえるものと予想されます。

なお、新機種が発表されると、2代前のiPhoneの下取り価格が下がることが予想されます。もし、この秋発売が予想される新しいiPhoneではなく、現行機種(iPhone 5s/5c)でじゅうぶんというのであれば、新機種発表前に下取りに出したほうが高い価格が提示されることでしょう。

キャリアの下取りプログラムではなく、家電量販店の買い取りサービスを使うという方法もあります。キャリアによる契約の縛りはなく、支払いは金銭または家電量販店のポイントとなりますから、使途の自由度は増します。iPhoneを分割払いではなく買い取りにしている、キャリアの下取りより少しでも有利な価格で手放したい、というユーザには検討する価値があります。

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