7月15日と16日の2日間、ソフトバンクグループは法人向けにイベント「SoftBank World 2014」を開催。複数の出展社による特別講演やセッション、およびサービス・製品の展示を行った。16日には、指輪型のウェアラブル端末「Ring」を開発するログバーCEOの吉田卓郎氏が登壇し、「Ring ~いかにして魔法を具現化するか~」と題した講演を行った。

登壇するログバー CEOの吉田卓郎氏。指には新型のRingが輝いていた

同じ時代に生まれて幸せ

Ringは、人差し指にはめた指輪がジェスチャー動作を認識するウェアラブル端末。スマートフォンをはじめとする様々な機器と連携できる。登壇した吉田氏は、テーマが書かれたフリップを1枚1枚めくりながら話を進めていった。

Ringでは、スマートフォン以外にも様々な機器との連携が行える

動画投稿サイトにコンセプトビデオを投稿したことがきっかけで、Ringは世界的な反響を呼んだ。コメントが数多く寄せられたが、その中でもイギリスの高校生による「この時代に生まれることができて、幸せだよ」という言葉が深く印象に残っているという。「同じ時代に生まれて良かったって、思ってもらえるものを僕たちは作っているのか、と改めて思った。この言葉に恥じないように、真剣にプロダクトを作ろうと決意した」と話した。

動画投稿サイトやクラウドファンディングなどを利用し、グローバル市場で注目を集めることに成功した