富士フイルムは7月18日より、一般の応募者による参加型写真展「“PHOTO IS”想いをつなぐ。30,000人の写真展 2014」を開催する。開催に先立つ7月17日、報道関係者向けに内覧会が開催された。

応募作品は前回を上回る33,012点

富士フイルム イメージング事業部長の山元正人氏

内覧会に先立って、富士フイルム イメージング事業部長の山元正人氏から説明がなされた。写真が持つ「想いをつなぐ」という力を伝えるというコンセプトの下で開催されている本展示会では、一般の撮影者から広く作品を募集。コンテストのように選ばれた作品のみが展示されるわけではなく、応募した作品全てが来場者の目に触れることになる。回を追うごとに参加者(出展者)が増え、9回目の開催となる今回は33,012点の作品が集まった。

山元氏によれば、同社では「フォトルネッサンス運動」として写真文化普及のための活動、事業を広く行っており、写真を撮る楽しみをより知ってもらい、感動を分かち合ってもらいたいという。そういった趣旨で、今回からはスマートフォンを使って学生が撮った写真をプリントしたものや、インスタントカメラ「チェキ」で撮った作品を募集対象とする「MY“スマフォト”写真展」と「MY“チェキライフ”写真展」を新たに実施。それぞれ1,045点、503点が集まった。山元氏は「写真のリーディングカンパニーとして、イノベーティブな活動を行い、写真文化の発展に貢献したい」と、写真文化のいっそうの普及に本展示会が寄与することを強調した。

年々増加する応募作品数。今回は33,012点の応募があった

写真文化の発展を謳う「フォトルネッサンス運動」の一環として、2014年4月には「うごくプリント」を開始。写真は同サービスのイメージキャラクターの"ふなっしー"

絆ポストのコメントがリピーター率を上げた

富士フイルム 宣伝部 マネージャーの礒山起世親氏

続いて、富士フイルム 宣伝部 マネージャーの礒山起世親氏が展示会応募作品の傾向などについて説明が行われた。想いを分かち合い、人と人の心をつなぐ写真の力を多くの人に感じてもらうことが本展示会の趣旨だと礒山氏は語る。そういったコンセプトが浸透したのか、2013年は35%だった出展者のリピーター率が、2014年(今回)は63%に急増した。本展示会では、来場者が気に入った写真に対し、作品番号とコメント(感想)を記載したカードを会場内のポストに投函する「絆ポスト」というシステムを採用。投函されたコメントカードは出展者に届けられる仕組みで、「このように自分の作品の想いに共感を得られ、コメントをもらえることが参加者のモチベーションになり、リピーター率が向上したのではないか」と、絆ポストを通じたやり取りに礒山氏は手応えをみせた。

リピーター率が2014年は急増

作品を見た人の感想が出展者に届く「絆ポスト」

前回、絆ポストを使ってやり取りされた一例

今回が初の開催となる「My“スマフォト”写真展」でも、感性を駆使した面白い写真や若さを前面に押し出した作品が集まったという。応募可能な出展者を学生に限定したことについて礒山氏は、「デジタルネイティブである彼らは、写真をプリントする習慣があまりないため、その楽しみを知ってもらおうと思った」と説明する。

「“PHOTO IS”想いをつなぐ。30,000人の写真展 2014」は7月18~23日の東京ミッドタウン内のフジフイルム スクエアを皮切りに、全国29会場(メイン:7会場、サテライト:22会場)で、11月16日まで開催される。会場ごとに会期が異なるため、詳細はWebサイトを参照のこと。

各会場での開催スケジュール

展示作品を一部紹介

作品は、出展者の居住地ごとに並んでいる

著名人によるチェキでの出展作品。右は富士フイルムのイメージキャラクターを務める佐々木希さんのもの

「MY“スマフォト”写真展」の応募作品