ミックスウェーブは7月17日、米CEntrance社のポータブルDACアンプ「HiFi-M8 XL4」「HiFi-M8 LX XL4」を発表した。発売は7月19日。価格はオープンで、推定市場価格はいずれも84,200円前後(税別)。

2製品は、2013年11月に発売した「HiFi-M8」シリーズの出力端子を変更したバリエーションモデル。HiFi-M8シリーズは、PC、iPhone/iPodなどのアップルデバイス、Androidデバイスに対応したポータブルDACアンプ。XMOSデュアル・マイクプロセッサーを採用しており、最大192kHz/24bitまでのハイレゾ音源を利用できる。また、バランス出力端子を装備しており、ノイズの影響を受けない高品位な伝送が可能だ。

既発売の「HiFi-M8」シリーズの出力端子は、XLR 3pin×2か、または角型の4pin端子と3.5mmステレオミニジャックの組み合わせとなっていた。新モデルの出力端子は、AUDEZE社のヘッドホン「LCDシリーズ」などに採用されている丸型のXLR 4pin端子と3.5mmステレオミニジャックの組み合わせとなっている。

丸型のXLR 4pinバランス出力と3.5mmステレオミニジャックを装備する

HiFi-M8 XL4とHiFi-M8 LX XL4の違いは、装備している入力端子の種類だ。2製品に共通する入力インタフェースは、PCやAndroid端末用のUSB Bポート。HiFi-M8 XL4は、それ以外にiPhoneなどのアップルデバイス向けのUSB Aポートを装備する。HiFi-M8 LX XL4は、192kHz/24bitまでのハイレゾ音源の入力が可能な光デジタル音声入力端子を装備している。

左が「HiFi-M8 XL4」で、右が「HiFi-M8 LX XL4」

再生周波数帯域は20Hz~50kHzで、S/N比は113dB。THD+Nは0.002%で、クロストークは-103dB(1kHz)だ。出力インピーダンスは1Ω・2Ω・11Ωの切り替え式で、最大出力は1.4W。16~600Ωまでのヘッドホンやイヤホンを使用できる。

電源は充電式で、フル充電の場合約6.5時間の連続再生が可能だ。本体サイズはW82×D127×H33mmで、質量は約325g