ミックスウェーブは11月14日、米CEntrance(セントランス)社のポータブルDACアンプ「HiFi-M8」シリーズ「HiFi-M8 CMB」「HiFi-M8 RSA」「HiFi-M8 LX CMB」「HiFi-M8 LX RSA」を11月22日より日本国内で販売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は78,000円前後。

ポータブルDACアンプ「HiFi-M8」シリーズ(写真はHiFi-M8 RSA)

「HiFi-M8」シリーズは、PCだけでなくiPhone/iPodなどのアップル製機器、Android端末に対応したポータブルDACアンプだ。XMOSデュアル・マイクプロセッサーを採用しており、最大192kHz/24bitまでのハイレゾ音源が利用できる。

4製品の違いは入出力だ。全モデルに共通して装備されている入力インタフェースはUSB Bポート。USB Bポートは、PCだけでなくAndroid端末との接続にも利用できる。これに加えて、HiFi-M8 CMBとHiFi-M8 RSAではアップルデバイス接続用のUSB Aポートを装備。また、HiFi-M8 LX CMBとHiFi-M8 LX RSAでは、光デジタル音声入力端子を装備する。光デジタル音声端子からも192kHz/24bitまでのハイレゾ音源の入力が可能だ。

「HiFi-M8 CMB」と「HiFi-M8 RSA」の入力端子

「HiFi-M8 LX CMB」と「HiFi-M8 LX RSA」の入力端子

出力インタフェースは、HiFi-M8 RSAとHiFi-M8 LX RSAがXLR 3pin×2のバランス出力で、HiFi-M8 CMBとHiFi-M8 LX CMBが4pin端子によるバランス出力と3.5mmステレオミニジャックだ。HiFi-M8 RSAとHiFi-M8 LX RSAのXLR端子は2系統の6.3mm標準ステレオジャックとしても利用できる。また、HiFi-M8 CMBとHiFi-M8 LX CMBの3.5mmステレオミニジャックは、光デジタルオーディオ出力にも対応している。

HiFi-M8 RSAとHiFi-M8 LX RSAの出力端子

HiFi-M8 CMBとHiFi-M8 LX CMBの出力端子

シャーシには、軽量で耐久性に優れたアルミ素材を使用。表面にはアルマイト処理が施されている。また、ロゴなどの印字は消えにくいレーザー刻印が採用されている。

操作部はフロントパネルに集中している。配置されているスイッチは、インピーダンス調整スイッチ、ゲイン切り替えスイッチ、低域イコライザイー切り替えスイッチ、中高域イコライザー切り替えスイッチ、電源スイッチの5種類。HiFi-M8 CMBとHiFi-M8 RSAでは、電源スイッチが、USBポートのデバイスの切り替えスイッチも兼ねている。

再生周波数帯域は20Hz~50kHzで、S/N比は113dB。THD+Nは0.002%でクロストークは-103dB(1kHz)だ。出力インピーダンスは1Ω/2Ω/11Ωの切り替え式で、最大出力は1.4W。16~600Ωまでのヘッドホン・イヤホンに対応可能だ。

電源は充電式で、フル充電の場合で約6.5時間の連続再生が可能だ。本体サイズはW82×D127×H33mmで、質量は約325g