とりあえず画面に並んでいるメニューを見ると、iコンシェルにdマーケット、地図アプリなど、NTTドコモのスマホでもおなじみのアイコンが並んでいる。その下には本日の天気予報が横にスクロールしていく。

メイン画面

画面を下にスクロールすると(スワイプではなくボタン操作で!)、電卓やQRコードリーダー、赤外線受信などの基本的なアプリに加え、Mobageやマクドナルドの公式アプリがプリインストールされているようだ。このあたりのインターフェースも、記憶の中にあるガラケーのものと違う。かなりスマホライクになっている印象である。

アプリっぽいアイコンの並び

ちなみに「親子モード」は親が子どもに持たせるために、インターネットブラウザの利用制限ができたり、「防犯ブザー」機能を使えたりするモード。サイドキーを押すだけで起動する「防犯ブザー」もある。

これ、子どもにキッズスマホを持たせるくらいなら、ガラケーで親子モードを使った方がいいんじゃないだろうか。折りたためる分、子どもが液晶を割る心配も減りそうだし、電池ももつから、緊急用の連絡ツールとしての信頼性も高い。人に助けを求めないといけないような状況に陥った際、スマホならロック画面を解除してブザーアプリを探して……と面倒だけど、こいつならボタン一つで防犯ブザーを鳴らせるから安心だ。

地図機能もある。スマホに比べると表示がちょっとカクカクするけど、十分使える

久しぶりにガラケーを触ってみたのだけど、その着実な進化には驚かされた。筆者は電子書籍も読むし、ネットを大画面かつタッチ操作かつPC表示で見たいのでスマホからは離れられないのだけど、そうじゃないなら案外何でもできるガラケーでもいいのかなと思う。日本企業が10年かけて完成させたガラケーの堅牢性・信頼性の高さは、今でもしっかりと受け継がれていたのだった。