ツイートへのePubデータ埋め込みは現時点ではTw-ePubからでしかできないが、角川アスキー総合研究所の福田専務は7月中に他サイトへツイートボタンが設置できるようにしていきたいという。加えて、作品内のお気に入りな箇所をシェアできるようデータ内の好きなページを選んで埋め込み機能も追加する予定とのこと。

また、角川会長はこの機能をオープンなサービスとして出版界に提供したいという。KADOKAWAによると、出版デジタル機構はこのサービスへの参加を前向きに検討しているといい、実現すれば900社22万点の電子書籍がTwitterで利用できることになる。

Tw-ePubのタイトル数は現在少ないが、サービスを共有することで増えていく予定だ

作品のおもしろさや感動、ネタを共有して楽しめるのがTwitterの良さのひとつ。また、共有したことで作品の楽しさを他の人も知ってもらえるのもツイートする楽しみだろう。今回の電子書籍埋め込み機能は、Twitterで作品の楽しさを読者はもちろん作者・出版社も手軽に他のユーザーに紹介できる手段として魅力的ではないだろうか。