KADOKAWAの角川歴彦取締役会長はこの新機能を「電子書籍の立ち読み」と表現し、書店に足を向ける機会が少なくなおかつ電子書籍を読んだことがない人がTwitterでの立ち読みをきっかけに電子書籍を購入してくれればという。また、日本発であることについて角川会長は、Twitter本社の人に「Twitterはアメリカより日本で成功している」と言われたというエピソードを紹介し、「Twitterの革新は日本で起こってもいい」とコメントした。

角川アスキー総合研究所の福田正代表取締役専務はePubデータのツイート埋め込みについて「今までなかったのが不思議だったサービス」だという。どの電子書籍ストアでも試し読み機能がある一方で、Twitter上で画像や動画、サイト内容を元にユーザー同士で作品について語り合うのも当たり前の場面になっている。Twitterで電子書籍が直接ツイートに埋め込めたら、確かにユーザーとしては作品の良さを他のユーザーと共有しやすくなるだろう。

日本からアメリカのTwitter本社に提案して新機能が実現したと、KADOKAWAの角川歴彦取締役会長

ePubデータのツイート埋め込み機能について説明を行なった角川アスキー総合研究所の福田正代表取締役専務