5月30日までビッグサイトで開催中のワイヤレスジャパン2014に、株式会社KODAWARIがブースを出展している。iPhoneケースやフィルムなどを一般ユーザー向けに販売する同社が、企業向けの展示会であるワイヤレスジャパンに初めて出展した狙いはどこにあるのか。初日のブースを取材した。

ワイヤレスジャパン2014のKODAWARIブース

ワイヤレスジャパンは、ワイヤレスやモバイルビジネスに携わる企業による展示会だ。スマートフォンやタブレットといったスマートデバイスや、モバイルクラウド、データソリューション、M2M(Machine to Machine)といった様々な分野の企業がブースを出展している。

株式会社KODAWARIはこれまでギフトショーなどバイヤー向けの見本市に出展することはあっても、ワイヤレスジャパンに出展したことはなかった。そんな同社が今回初めてブースを構えた理由について、セールス担当の飯山氏は「これまで接点のなかったキャリアの方と接する機会を持つため」と説明する。同社はオンラインショップの他、秋葉原に店舗を展開しており、この4月にリニューアルオープンしたばかり。iPhone 6の登場が噂される今、改めてキャリアとしっかり連携を図り、新たなビジネスチャンスにつなげる狙いだ。まだワイヤレスジャパンの会期は始まったばかりだが、すでに同社のブースにはキャリア担当者が顔を見せているという。

patchworksのロゴが

内装はシックな黒でまとめられている

製品紹介のムービーが流れるモニターも

そんなKODAWARIのブースを紹介しよう。内装はすべてシックな黒で統一されており、高級感がある。同社が掲げるコンセプトは、とにかくたくさんの量のアクセサリを並べるのではなく、本当におすすめできる価値のあるものをユーザーのニーズに合わせて提案していくというもの。4月から店頭購入限定でスタートした「永久保証サービス」もそうしたコンセプトの一環だ。

ここからは展示されていた製品の中から、特に気になったものを紹介しよう。

「ITG PRO flex」

まずiPhoneの表面に貼って保護する「ITG PRO flex」。これまでのガラスフィルムと違い、柔軟性に優れたドイツ製のフレキシブルガラスを採用している。PETフィルムの3倍の強度を誇るにも関わらず、曲げることができるほど柔らかいため、割れたり欠けたりするリスクが少ないのだという。

「Alloy X MONO」をはじめ、いくつかの製品が壁に展示されていた

続いて、従来製品のようにネジを使うことなく、簡単に装着できるiPhoneの薄型バンパー「Alloy X MONO」。アルミとTPUラバーを重ねて2重構造にすることで、装着しやすさと耐衝撃性を両立したバンパーだ。さりげなくフチが1mmほど突き出しており、iPhoneを置いたとき画面がこすれないよう保護してくれているのも見逃せないポイントだ。

初日だけのフィルム貼りサービス。店舗ではいつでも受けられる

もうひとつ、同社のブースで目をひくのは、この日限定で行っていたというガラスフィルム貼りサービス。自分で貼るとなかなかうまくできないガラスフィルム貼りを代行してくれるというもので、同社は店舗などでも同じサービスを行っている。実際、この日ブースを訪れたお客さんが代行サービスを利用する場面もあったという。

左からセールス担当の飯山氏、代表取締役の田村氏、マーケティングマネージャーの田内氏]

ワイヤレスジャパン2014の会期は5月30日まで。時間は午前10時から午後6時(最終日は17時まで)で、KODAWARIブースは東京ビッグサイト西 3・4ホール内の「端末・機器・デバイス・アクセサリー」内に設置されている。ブース番号はW-54だ。来場する機会があれば、KODAWARIブースをのぞいてみてはいかがだろうか。