5月6日(米国時間)に、米Intelが米サンフランシスコでChrome OSデバイスに関するプレス向けイベントを開催した。Acer、ASUS、Dell、Lenovo、LG Electronics USA、東芝などが参加し、Bay Trail-MベースのCeleronプロセッサや、第4世代Core i3プロセッサを搭載したChromebookの新製品を発表した。 Intel Mobile Client PlatformsグループのバイスプレジデントNavin Shenoy氏は「IntelはChromeシステムにマイクロプロセッサを提供するトップメーカーに成長した」と述べた。

ASUS C200

ASUS C300

Bay Trail-MベースのCeleronプロセッサを搭載したChromebookは、モバイル向けの優れた省電力性能が特徴。ASUSが発表した薄型・軽量 11.6インチの「C200」は、最大11時間の長いバッテリー動作が可能だ。同社はまた、13.3インチの「C300」も発表した。どちらも今年夏の出荷開始を予定している。Acerが今年後半に発売する予定の次世代Chromebookも、現行モデルよりも薄く軽量で、静かな動作を実現するという。

クラムシェルモードとスタンドモードで使用できるLenovo N20p Chromebook」

Bay Trail-MベースのCeleron搭載製品で注目を集めているのが、Lenovo初のコンシューマ向けChromebook「N20 Chromebook」と「N20p Chromebook」だ。N20pは、11.6インチ(1366×768)のディスプレイが300度まで回転し、クラムシェルモードとスタンドモードで使用可能。10ポイントのマルチタッチディスプレイをサポートする。厚さは17.9ミリ、重さは約1.4キロで、バッテリー動作時間は最大8時間。価格は329ドルから、8月にwww.lenovo.comなどで発売になる。N20は、クラムシェルスタイルの廉価モデルになる。価格は279ドルから。7月発売予定だ。

これら新しいCeleron搭載Chromebookは全て、Wi-Fi機能が802.11acをサポートする。

Dell Chromebook 11

Acer C720 Chromebook

Core i3搭載の新しいChromebookは、ハイパフォーマンスなChromebookを拡充するものになる。Dellが今年後半に「Chromebook 11」に、Acerが夏の新学年シーズン前に「C720 Chromebook」にCore i3を採用する予定。

これらのほか、HPが6月にHaswellベースのCeleronプロセッサを搭載した「HP Chromebox」を米国で発売、LGの「LG Chromebase」(22CV241)が5月26日に米国の家電量販店やAmazon.comなどで販売開始になる。