4月16日、東芝は世界初をうたう4K対応ノートPC「dynabook T954/89L」を発表した。実は、1月に米ラスベガスで開催された「CES 2014」において、同社は「Satellite P50t」の名で4K対応ノートPCを参考展示し(関連記事)、Toshiba UKが3月19日(現地時間)に発表していたようだが(関連記事)、ともあれ15.6型ノートPCで解像度3,840×2,160ドット、4Kというスペックに到達したのはこの製品が初だ。
T954/89LはCPUに第4世代のCore i7、GPUにRadeon R9 M265X、さらにBDXLドライブを備え、約2.2kgと軽快なスタイルにまとめた製品だ。そして店頭予想価格は税別で230,000円前後。昨年までプロ向けギアだった4K液晶がノートPCに搭載され、ここまでお手ごろ価格になったことにただ驚嘆するばかりだ。
BDXLドライブを内蔵するため本体はやや厚みがあるが、その分、テンキー付きでキーピッチ19mmのキーボードを備え、USB 3.0端子を左右に2基ずつ配置するなど、使い勝手のよさそうな作りとなっている。
今回は試作機ゆえにベンチマークによる性能検証はできなかったが、4K液晶の使用インプレッションを中心にレポートしてみたい。
■[製品名] dynabook T954/89L 主な仕様 [CPU] Intel Core i7-4700HQ (2.4GHz) [メモリ] PC3L-12800 8GB (4GB×2) [グラフィックス] AMD Radeon R9 M265X [ディスプレイ] 15.6型ワイド液晶 (3,840×2,160ドット、タッチパネル) [ストレージ] 1TB SATA ハイブリッドドライブ [光学ドライブ] BDXL対応ブルーレイディスクドライブ [サイズ/重量] W377.5×D244.0×H27.9mm/約2.4kg [バッテリ駆動時間] 約3.6時間 (JEITA 2.0) / 約4.0時間 (JEITA 1.0) [OS] Windows 8.1 64bit [店頭予想価格] 税別230,000円前後