重量が軽く、ディスプレイサイズが絶妙
iPad miniのサイズは、他の7インチ型タブレットに比べて少々特殊である。スペックを並べてみよう。
サイズ | 重さ | |
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初代iPad mini | 200mm×134.7mm×7.2mm | 308g |
iPad mini Retina | 200mm×134.7mm×7.5mm | 331g |
Nexus 7 | 198.5mm×120mm×10.45 mm | 340g |
Nexus 7(2013) | 200mm×114mm×8.65mm | 290g |
初代iPad miniの薄さが際立っていることがわかるだろう。初期のNexus 7の10.45mmに比べると3mm以上も薄く、新型のNexus7よりもなお1mm以上薄い。私はこのクラスのタブレットを薄型のビジネスバッグやカメラバッグの隙間にスッと挿しこんで持ち出すことが多いため、薄さは何よりも優先されるのだ。
また、iPad miniは7インチといいつつ、実は横幅が広いため、実際には7.9インチディスプレイとなっている。この横幅が、電子書籍を表示したり、仕事の資料を出先で確認したりするのにちょうどいいのである。もちろん7インチタブレットでも問題があるわけではないのだが、タブレットを横にして見開きで読む場合は、もう少し長さがほしくなることが多い。
それでいて、狭ベゼルを採用しているため、ギリギリ片手で持てる幅に収まっているところも計算されているなぁと感じる部分だ。この幅がさらに広いと、片手ではバランスがとれなくなって、とたんに持ち出すのが億劫になってしまうからだ。