超短焦点4KプロジェクターはCESで発表され、今夏には米国で発売される予定の製品だが、展示ではこれに加え、ダイニングテーブル上のライトにプロジェクターを内蔵して、テーブルに映像を映し出す、天井のシーリングライトに内蔵したプロジェクターで映像を天井に映し出す、鏡をタッチパネル式のモニタに変える、といったコンセプト製品を紹介。

リビングの天井に照明内蔵のプロジェクター。普段は通常の照明として利用

短焦点プロジェクターで天井に映像を表示できる。CESとは異なり、照明が4つになり、より大きなサイズの映像を映せるようになった

こちらは寝室。照明は2つだが、天井との距離を離すことで、映像のサイズが大きくなっている

普段は鏡だが、タッチパネル対応のモニタにもなる

例えば短焦点4Kプロジェクターで海中の映像を映すと、天井には海の中から見上げた海中の映像が、ダイニングテーブルには海底映像がそれぞれ映り、まるで海中にいるような体験が実現できる。

海底の映像。4Kプロジェクターと天井のプロジェクターにそれぞれ映像があり、回虫にいるような状態になっている

ダイニングのテーブルには海底

鏡には海中を横から見たところ

同じようにパリの町並みの映像。天井にはそこから見上げた映像。ちなみにCESで平井社長は、社長室の中で銀座の街並みを映している、と話していた

ビデオメッセージを寄せた平井社長は「人々に感動を生み出す商品を作る道のりは平坦ではない。試行錯誤で革新的な商品が生まれることもあれば失敗もある。しかし、失敗は終わりではない」と指摘。「ソニーらしいといわれるような商品を生み出していくための新たな挑戦」がLife Space UXだと話し、今後さまざまなアイデアで居住空間を生かした新たな製品を開発していく意向を示している。

展示は、東京・銀座のソニービル8階「オーパス」において3月19日から4月13日まで行われており、開催時間は11時から19時まで。約15分のツアー形式で商品を説明する形になっており、見学は無料。