みおふぉんでは「30秒につき20円」の通話料で、音声発信が可能になる。ミニマムスタートプランであれば、毎月の支払い金額は「1900円+通話料」に抑えることが可能だ。なぜ、ここまで料金を安くできるのだろうか。青山氏は「一般的な通信サービスでは、一部のヘビーユーザーがトラフィック全体の大半を使用してしまう」と指摘する。IIJによれば、全体の10%程度のユーザーがトラフィックの7割ほどを使用しているという。この利用者間の負担ギャップを是正することで、コストの低減や通信品質の維持を実現し、ひいては利用料金の引き下げが行えるとのことだった。

利用者間の負担ギャップを是正することで、安く提供できる

LINEやSkypeなどの無料通話アプリの利用者が増え、またGmailやYahoo!メールのようなフリーメールも普及している。このため音声通話やSMSといった、通信事業者が提供する固有のサービスが必ずしも必要ではなくなりつつある。それでも今回、同社では音声通話機能付きSIMカードの提供に踏み切った。その理由はふたつあるという。