説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「届いたメールに自動返信する方法はある?」という質問に答えます。

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iCloudメールの休暇機能を利用すれば可能です。ただし、iCloudのサイトへログインして作業する必要があるため、iPhone(Safari)では設定できません。パソコンのWEBブラウザを使い作業しましょう。

休暇機能は、iCloudのメールアドレス(XXX@icloud.com、XXX@me.comなど)宛に届いたメッセージに対し、あらかじめ登録しておいた内容で自動返信を行います。届いたメールに対し一律に行われるため、旅行に出るときなどしばらくメールを読み書きできないシチュエーションで役立ちます。旅行や休暇にかぎらず、誰にもジャマされず過ごしたいとき、誰とも連絡を取りたくないとき、といった場面にも活用できます。返信は着信直後に自動実行されるため、メールの送信者は直後に不在を知ることになるでしょう。

ただし、相手を選ばず自動返信しますから、メーリングリストに登録しているなど無関係な人に影響してしまいかねないアドレスで使用すべきではありません。仕事で使うアドレス、ごく親しい間柄で利用しているアドレスに限定したほうがいいでしょう。

その設定方法ですが、まずパソコンのWEBブラウザで「http://www.icloud.com」にアクセスし、ログインします。次に「メール」を開き、画面左下にある歯車ボタンをクリック、現れたメニューで「環境設定...」を選び「休暇」タブを表示します。そこで自動返信用のメッセージを入力し、「メッセージ受信時に自動的に返信」をチェックしたあと、「終了」ボタンをクリックすれば設定は完了です。

パソコンのWEBブラウザでicloud.comにアクセスすれば、休暇機能(メールの自動返信)を利用することができます