説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『通知センターの「今日」「すべて」「未確認」の違いは?』という質問に答えます。

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iPhoneの「通知センター」は、iOS 7からデザインが大幅に見直されました。画面はタブで分割され、その日の天気予報や「カレンダー」に登録したイベントをチェックできる「今日」、受信した通知すべてを表示する「すべて」、そして「未確認」の3種が用意されています。タブは上部をタップするか、左右へフリックすれば切り替えできます。

「すべて」タブと「未確認」タブの違いは、通知が届いたときのiPhoneの状態によって決定されます。「未確認」タブに表示される通知は、「すべて」タブに表示される通知のうちロック状態のとき届いたもの、かつ24時間以内に処理していないもの(通知を発信したアプリを起動していないもの)となります。

iPhoneを操作しているとき届いた通知は、その時点でタップして通知を発信したアプリを起動しなければ「すべて」タブに表示されます。ロック状態ではないため、その通知は「未確認」タブに表示されません。「すべて」タブに表示されている通知も、タップして対応するアプリを起動すれば「すべて」タブから(存在する場合は「未確認」タブからも)消去されます。

ただし、すべてのアプリが上記のルールどおり動作するわけではありません。通知センターから起動しても通知が残ってしまうことがあります。その場合は、通知の右上に表示する「×」ボタンをタップして手動で消去しましょう。

「未確認」タブに表示される通知は、「すべて」タブに表示される通知のうちロック状態のとき届いたもの、かつ24時間以内に処理していないもの(通知発信元のアプリを起動していないもの)です