オリンパス、シンプル画面の初心者用ICレコーダー「Voice-Trek VN-722PC」

オリンパスイメージングは2月12日、ICレコーダー「Voice-Trek (ボイストレック)」シリーズの新製品として、シンプルな画面表示の「VN-722PC」を発表した。21日より発売し、価格はオープン、推定市場価格は7,000円前後。

ユーザーに合わせて2種類の操作画面を用意しており、初心者向けの「シンプルモード」では必要な情報だけを大きな文字で表示し、一方の「ノーマルモード」ではより詳細な設定項目などを表示する。機能面では、全方向の音を集音する大口径の低ノイズマイクを搭載。背面のスタンドを利用することで、テーブルなど設置面からの雑音を低減できる。再生時に音声以外のノイズをカットする「ノイズキャンセリング」や、低音域と高音域をカットして音声をよりクリアに強調する「音声フィルター」を備える。

議事録の作成に便利な「早聞き/遅聞き」再生機能を搭載。早聞き時は1.1倍から2倍までの10段階、遅聞き時は0.5倍から0.9倍までの5段階で再生速度を調整可能だ。このほか、再生中のファイルを設定した間隔だけ早送り/巻き戻しできる「スキップ/逆スキップ再生」、無音の部分をカットして録音する「音声起動録音(VCVA)」などの機能を持つ。

主な仕様は以下の通り。スピーカーサイズが直径28mm、実用最大出力が320mW(スピーカー8Ω)となっている。接続インタフェースはヘッドホン出力(3.5mmステレオミニ)、マイク入力(3.5mmステレオミニ)を備える。電源は単4形乾電池2本で、最長100時間(内蔵マイク時)の連続稼働が行える。

記録形式はMP3とWMAに対応する。利用可能な記録メディアが内蔵メモリ(4GB)およびmicroSD/SDHCメモリーカード(2GBから32GB)。内蔵メモリの記録時間が、MP3時で約43時間30分、WMA時で約256時間。microSDカード32GBの記録時間が、MP3時で約353時間、WMA時で約2,070時間(記録時間はいずれもMP3を192kbps、WMAを32kbpsで計算)。

本体サイズはW39×D16.8×H108mm(最大突起部含まず)、重量は71g(電池含む)。ストラップ型のUSBケーブルが付属する。