4月の消費税増税まで、あと2カ月を切った。食料品などの生活必需品もすべて増税の対象となるため、家計への影響も大きく、増税を目前に消費者の節約意識も高まっている。マイボイスコムは2月10日、増税前の節約意識と携帯電話の関係に着目し、主婦層を対象にした「携帯電話キャリアイメージ調査」の結果を公表した。同調査は、16歳から79歳の既婚女性に、節約意識やのりかえたい携帯キャリアなどを尋ねたもので、12,775件の有効回答を得た。調査期間は1月31日から2月2日。
結果をまとめると、自分を節約上手だと思っている主婦は55.1%で、それらの主婦の増税へ向けた節約意向は93.5%だった。また、節約上手を自認する主婦がお得そうだと思っているキャリアの1位はソフトバンクで、同時に自身がのりかえたい、または、家族にのりかえをすすめたいキャリアの1位もソフトバンクという結果になった。
結果を詳しく見てみると、まず自身が節約上手だと思うか尋ねたところ、「かなり節約上手だと思う」「まあまあ節約上手だと思う」を合わせた、節約上手を自認する主婦は全体の55.1%だった。また、節約上手を自認する主婦に増税へ向けての節約意識を聞いた質問では、「かなり節約したいと思う」「まあまあ節約したいと思う」の合計が93.5%となり、主婦の節約意識がより高まっていることが明らかになった。
また、具体的に節約したいことを聞いたところ、「高熱・水道・ガス」(65.2%)、「食費」(64.7%)、「衣料品」(52.3%)の衣食住に続いて、「旅行・レジャー」(31.2%)と「携帯電話・スマートフォンの通信費」(30.9%)が並ぶ結果となった。
次に、節約上手な主婦に「お得そう」だと思うキャリアを尋ねたところ、1位がソフトバンクとなり40.8%、2位がKDDIで34.6%、3位がドコモで24.6%という結果だった。ソフトバンクがもっともお得というイメージが強いことがわかる。
さらに、支出を節約できるのであれば、キャリアをのりかえてもよいかと聞いた質問では、節約上手な主婦の33.8%が「のりかえたい」と回答。また、のりかえ先として希望するキャリアの1位はソフトバンクだった。
同様に、支出を節約できるなら、家族にキャリアののりかえをすすめたいかを聞いた質問では、節約上手な主婦の48.5%が「すすめたい」と回答し、のりかえ先としてすすめたいキャリアの1位は、こちらでもソフトバンクという結果だった。
今回の調査では、節約上手を自認する主婦の間では、消費税増税を前に節約意識が高まっていることが明らかになった。また、節約上手な主婦がお得だと感じて、のりかえたいと考えている携帯キャリアは、ソフトバンクが1位という結果だった。
ソフトバンクが節約上手な主婦に人気となったのは、MNPであれば学生の家族も基本使用料が3年間無料となる「ホワイト学割 with 家族 2014」や、学生と家族が一緒にスマホを購入することで最大10,500円がキャッシュバックされる「学生家族まるごと割」、さらに対象のスマホにのりかえると最大21,000円がキャッシュバックされる「のりかえサポート」などのお得なキャンペーンが広く認知されていることが理由として考えられる。あと2カ月後に迫った消費税増税が、スマートフォンや携帯電話の利用にどのように影響していくのか注目しておきたい。