SSD製品「Samsung SSD」ファミリーの正規代理店であるITGマーケティングは10日、SATA 3.0(6Gbps)に対応したmSATA版SSD「Samsung SSD 840 EVO mSATA」の国内販売を発表した。120GB / 250GB / 500GB / 1TBモデルを用意し、1月11日より発売する。
価格はオープンで、店頭予想価格は、120GBモデル「MZ-MTE120B/IT」が12,000円前後、250GBモデル「MZ-MTE250B/IT」が22,000円前後、500GBモデル「MZ-MTE500B/IT」が41,000円前後、1TBモデル「MZ-MTE1T0B/IT」が76,000円前後。
Samsung SSD 840 EVO mSATAは、韓国サムスン・エレクトロニクスが2013年12月9日に発表した製品。その時点で日本発売が決定していたものの、時期と価格は調整中とされていた。今回、国内正規代理店のITGマーケティングより、正式な発表となった。
2.5インチ版「Samsung SSD 840 EVO」とほぼ同等のスペックを持ち、高速化技術の「TurboWrite」と「RAPID Mode」も搭載。1x nmプロセスのSamsung Toggle DDR 2.0 NANDフラッシュメモリ(128Gbit / 400MHz)と、最新世代の3コアコントローラ「MEX」を採用している。DRAM(LPDDR2)キャッシュ容量は120GBモデルが256MB、250GBおよび500GBモデルが512MB、1TBモデルが1GBだ。データ/システム移行ソフト「Samsung Data Migration」、高度なユーティリティソフト「Samsung Magician」の最新版にも対応している。Samsung SSD 840 EVO mSATAのレビューほか、以下の別記事も参照いただきたい。
■【レビュー】mSATA版の高速SSD「Samsung SSD 840 EVO mSATA」が登場 - NUCやBRIXなどの超小型PCに最適か
■Samsung SSD 840 EVO最新ユーティリティ大全 - 「Samsung Data Migration」「Samsung Magician」徹底解説
■大進化した「Samsung SSD 840 EVO」の性能をがっつり検証 - TurboWriteとRAPID Modeの威力は絶大
■Samsung新型2.5インチSSD「Samsung SSD 840 EVO」 - 高速化技術「TurboWrite」と「RAPID Mode」とは?
最大リード/ライト速度は、シーケンシャルリードが540MB/秒(120GBモデルは530MB/秒)、シーケンシャルライトが520MB/秒、4KBランダムリード(QD1)が10,000IOPS、4KBランダムライト(QD1)が40,000IOPS(120GBモデルは37,000IOPS)となっている。
4KBランダムリード(QD32)は97,000IOPS(120GBモデルは95,000IOPS)で、4KBランダムライト(QD32)は500GBモデルと1TBモデルが88,000IOPS、250GBモデルが71,000IOPS、120GBモデルが37,000IOPSだ。
そのほか、TRIM、ガベージコレクション、S.M.A.R.T、およびAES256bitハードウェア暗号化、TCG/Opal V.2やEncrypted Drive(IEEE1667)といったセキュリティ機能を備える。消費電力は標準で0.103W、アイドル時で0.033W、スリープ時で2mW。最大の本体サイズはW50.80×D29.85×H3.85mm、最大重量は10g。
Samsung SSD 840 EVO mSATAの発売に合わせ、キャンペーンも開催される。キャンペーン概要は別記事「総額10万円/最大5万円をもらおう - Samsung SSD 840 EVO mSATAキャンペーン」を参照いただきたい。