ではさっそく、肝心の調理結果をご報告しよう。
フライドポテト(冷凍)
温度設定:200°C
時間設定:10分……色は白っぽいが、熱々で食べるとホクホクして美味しいフライドポテトになる。冷めるとしんなりして、大手ファーストフードのフレンチフライが冷めたときの味にクリソツ。
時間設定:20分……少しきつね色が付くものの、乾燥しすぎてスナック菓子的な味に。ジャガイモの味はしっかり残っていることもあって「じゃがビー」に似ている。これはこれで美味しいかも。
備考:バスケットの底に、ポテトどうしが重ならないように広げるのがコツ。ちなみに生のジャガイモを拍子切りにして同様に調理してみたが、カリッと仕上がらない。冷凍フライドポテトは製造段階ですでに油で揚げているので、その差が出たのだろう。フライドポテトは冷凍を使った方が簡単で上手にできる。
オススメ度:○
スコーン
温度設定:180°C
時間設定:15分……カリッと上手に焼けた。
備考:そもそも仕組み的にフライヤーというより「熱風オーブン」なので、これが上手くできるのは道理なのだ。一度に焼ける量こそ電子レンジのオーブン機能の約半分だが、焼けたスコーンの美味しさは、明らかにノンオイルフライヤーに軍配が上がる。
オススメ度:◎
フライドチキン(チキン手羽元6本)
温度設定:200°C
時間設定:20分+裏返して3分……表面はパリッと、中はふわっと非常に美味しく仕上がった。
備考:油を使わないので、味がしつこすぎないのがナイス。鶏肉は自身の油を調理に活かせるうえ、余分な油は下のトレーに落ちてくれるので、味と健康の両面で理に適っている。ちなみに、メーカーのWebサイトには「脂身を含まないお肉やお魚などは、表面にサッと油を塗ってあげると少ない油で揚げ物が出来上がるようです」と書かれており、これはノンオイルフライヤーの活用ノウハウのひとつとしてネットの巷でも語られている一方、製品マニュアルには、発火する可能性があるのでやってはいけないとも書かれている。試される方は(リスクはえらく大きいが)自己責任で!……閑話休題。スチームオーブン機能を搭載した高級電子レンジも同様の調理効果を謳っているが、表面のパリッとした仕上がりはノンオイルフライヤーが上のように感じる。
オススメ度:◎