このほかBluetooth 4.0、FeliCa(+NFC)、防水・防塵に対応。バッテリー容量は2300mAhで、ユーザーが任意に交換することはできない。連続待受時間は3G(静止時)で約500時間、LTE(静止時)で約450時間。連続通話時間は3G環境下で約580分となっている。

端末の下端には、スピーカーを搭載(写真左)。右側面には電源キーのほか、カメラのクイック起動ボタンやストラップホールなどを備える(写真右)

端末サイズは約65×127×9.4mm、重量は約140g。カラーバリエーションはLime、Black、White、Pinkの4色で展開する。Xperia Z1と違う点はディスプレイの解像度(Xperia Z1はフルHD)と、フルセグ・NOTTV・赤外線通信に対応していないところである。

高性能カメラの実力は?

Xperia Z1f SO-02Fは多彩な機能を搭載するスマートフォンだが、最大の特長はカメラ機能にあると言っていいだろう。本機には、ソニーのαやサイバーショットに採用されている高精細画像処理エンジンBIONZをモバイルに最適化したBIONZ for mobileを搭載する。そこで、その実力を試してみた。まずは「プレミアムおまかせオート」で近所の庭先になっていた柑橘系の果実を撮影する。プレミアムおまかせオートは、撮影環境や被写体によって自動で設定が変わる撮影モードだ。被写体にカメラを近づけると、「マクロ」モードに切り替わるのが確認できた。

プレミアムおまかせオートで、柑橘系の果実を撮ってみた 3840×2160ピクセル、露出時間1/64秒 (原寸大画像を見る)

撮れた写真は、一見して解像度が高いことが分かる。スワイプで拡大表示してみたが、鮮明さがどこまでも保たれる印象だった。ちなみに本端末にはソニーが独自に開発した「全画素超解像技術」を搭載する。このため解像感を保ったまま、約3倍までズーム撮影することが可能だ。

上の写真を拡大表示したもの。解像度が保たれているのがお分かりいただけるだろう (原寸大画像を見る)

次に、エフェクト機能を試してみた。本機には気軽に楽しめるエフェクト機能が複数プリインストールされている。