イードは25日、沖縄県内の商業施設、文教施設、公共・交通施設など同県内55カ所で行った携帯電話主要3キャリアの最新スマートフォンにおける通信速度の実測調査を公開した。iPhone/Androidともにドコモが下り平均値で最速となった。

調査結果

同調査は、主要3キャリアが提供するiPhone 5cおよびAndroidスマートフォンを用いて、沖縄県内の主要な商業施設、文教施設、公共・交通施設など55カ所を対象に、通信速度の調査を行ったもの。測定に当たっては、スピード測定アプリ「RBB TODAY SPEED TEST」を活用し、各地点で全端末同時に3回速度を測定、その平均値を算出した。測定用の端末には、各キャリアのiPhone 5cおよび、ARROWS NX(ドコモ)、Xperia Z1(au)、AQUOS PHONE Xx(ソフトバンク)を使用した。

今回計測を行った55カ所を「ショッピング施設」「大学や高校などの文教施設」「公共・交通施設」といったカテゴリで分けた場合に、いずれのカテゴリでもドコモのiPhone 5cおよびAndroidスマートフォンが最速になった。

iPhone(左)とAndroidの調査スポット一覧

iPhone 5cを用いた調査では、ドコモが下り23.9Mbps、auが同14.9Mbps、ソフトバンクが同16.1Mbpsとなり、ドコモが最速だった。また、ドコモは全55カ所中34カ所で下り最速を記録。iPhone 5cに関して、3キャリアの通信速度の理論値は、沖縄では最大75Mbpsで横並びとなっており、イードでは、各基地局の整備状況などが今回の結果に影響していると見ている。上りの平均速度は、ドコモ4.6Mbps、auが8Mbps、ソフトバンクが8.3Mbpsでソフトバンクが最速だった。

Androidスマートフォンでは、ドコモのARROWS NXが下り速度で平均30.5Mbpsと、2位のソフトバンク(19.8Mbps)に大きく差をつけて最速だった。イードでは、ドコモが沖縄で下り最大112.5Mbpsエリアの整備を進めており、その結果が平均スループットの高さに影響を与えたと見ている。上り速度では、ソフトバンクが平均7.8Mbpsで最速だった。