アップルが2014年も1月2日に福袋「Lucky Bag」の販売を行う。直営店のみでの販売だ。Lucky Bagを買うことを決めて、どんな商品が入っているか、今から夢想するのもいいが、手に入れるまでが大変なのだ。ここ数年のApple Store銀座での状況を振り返れば、そのことがよくわかる。あくまでもApple Store銀座に限った話ではあるが……。
冒頭から恐縮だが、本稿は何日何時頃から並べば、手に入りそうか、というピンポイントで答えを出すことを目的にしていない。本稿の目的は、昨年までの状況をみることで、手に入れるための確率を少しでも上げ、とんでもないムダ足を防ぐことにあることをお断りしておきたい。では、過去数年の状況について振り返ってみよう。
2008年は発売当日2日午前6時の段階で、用意された約200個分が完売。2009年は発売当日2日の午前7時30分時点で、用意された二百数十個のLucky Bagが完売していたという。
2010年の状況が不明なのは恐縮だが、2011年にいくと、約400個用意されたLucky Bagは発売当日深夜0時30分の時点で完売。2012年は、1月1日午前9時から並んだ男性を先頭に開店の午前8時には、約800人が列をなしていたという。開店前の売り切れこそなかったようだが、800人全員がLucky Bagを手にするまでに、相当時間がかかったことは、誰でも予測できるだろう。
2013年は、発売前日の段階で、「ラッキーバックは終了しました」と告知され、販売当日の始発電車で訪れても、ラッキーバックは手に入らなかった。極寒のなかをひたすら数時間も待つしかなかったわけだ。
ちなみに、2013年の銀座店の一番乗りの男性は、12月31日午後0時30分頃から年越しで並んでいたというからハンパない。発売当日1月2日の列もすごく、当日午前7時30分には、1000人を超える列ができ、最後尾は京橋の明治屋の先にまで到達していたという。
さて、ここまでを総括してみると、Lucky Bagの総数自体は年々増加しているようにも見える。一方で変わらないのは、発売当日の始発電車でApple Store銀座に向ってもムダ足になる確率が高いことだ。ここ数年をみると、2011年は例外で、それ以外の年ではほぼ始発電車で銀座の店舗に向かっても厳しそうだ。何時間も並ぶ覚悟が必要になる。
となると、気になる気温だが、2013年1月2日の最低気温は4.2度、2012年の最低気温は3度。過去10年を振り返ると、2005年1月2日の最低気温がマイナス0.8度で一番寒かった。29日段階での2014年1月2日の最低気温は5度。今のところ、例年よりも厳しさはなさそうだが、いずれにせよ、外気に長時間あたることが予測されるので、完全防寒すべきだろう。