バッファローは27日、スマートフォンからでも簡単に設定が行える無線LAN(Wi-Fi)ルータを2シリーズ4モデル発表した。12月上旬より順次発売し、価格は11,130円より。

WZR-900DHP2シリーズ

WZR-900DHP2

「WZR-900DHP2」は、5GHz帯のIEEE802.11n/aと2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nの同時使用に対応するモデル。価格は16,485円。通信速度はともに最大450Mbps(理論値)。内部アンテナ数×3本(送信×3、受信×3)で3ストリームの同時通信を行うことで、高速転送を可能とした。また2台の無線LAN親機間の中継機能を持ち、他社製の無線LANルータやバッファロー製の従来モデルの電波も中継できる。2台の無線LANルータは必要となるが、電波が届かなかったり微弱だったりする死角エリアをなくせる。ほか、効率よくデータ通信を行うため、通信の優先順位を設定する「アドバンスドQoS」機能を搭載。

USB接続のHDDをつないで簡易NASにもなる

設定面では、スマートフォンだけでインターネット回線の初期設定が行えるAOSS2に対応。SSIDや暗号化キーの変更といった高度な設定も、スマートフォンなどから行える。

インタフェースには、Gigabit Ethernet対応の有線LANポート×4基とWANポート×1基を搭載。実効スループット値はghCPで939Mbps、PPPoEで922Mbps。USBポートも備え、HDDを接続すれば簡易NASとしても利用できる。

セキュリティはWPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(AES)、WPA/WPA2 mixed PSK(TKIP/AES mixed)、WEP(128bit/64bit)。Any接続拒否やMACアクセス制限も利用可能(最大登録台数:64台)。本体サイズはW28×D196×H185mm、重量は約520g。対応OSはWindows 2000 / XP / Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.5~10.8、Android 2.1~4、iOS 3.1.2~5。

「WZR-900DHP2/E」は、親機に設定された「WZR-900DHP2」と、中継機・子機に設定された「WZR-900DHP2」の2台をセットにしたモデル。価格は32,130円。中継機・子機は、設定を変えれば親機としても利用可能。

WZR-600DHP3シリーズ

「WZR-600DHP3」シリーズ。こちらもUSBデバイスサーバ機能を搭載

「WZR-600DHP3」は、5GHz帯のIEEE802.11n/aと2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nの同時使用に対応するモデル。価格は11,130円。デュアルバンドの同時通信を行うことで300Mbps(理論値)の通信に対応する。アンテナ数は5GHz×2本(送信×2、受信×2)、2.4GHz×2本(送信×2、受信×2)。その他の仕様は「WZR-900DHP2」とほぼ共通。

「WZR-600DHP3/E」は、親機に設定された「WZR-600DHP3」に、無線LAN子機「WLI-UTX-AG300」のセットモデル。12月下旬より発売し、価格は15,645円。