前述のように、大手携帯キャリア3社の場合、SIMフリー版端末を持ち込んでの契約となるため、ユーザー自らが設定を行うことはないだろう。一方でMVNO各社のようにSIMをオンライン販売で購入するケースの場合、自分で設定を行わなければならない。詳細は購入した契約パッケージに記載があるのでそれを参考にしてほしい。通信に関するサポート等も、ハードウェアに起因する問題でない限りは各事業者に問い合わせる形となる。むしろ問題は海外での契約の場合で、主な注意点を下記にまとめておく。

  • 注意点その1 現地SIM契約の前に下調べをしておき、必ず目的のプランを伝えて契約を行うこと

渡航前に必ず現地の携帯事情をチェックしておき、「現地で契約可能な事業者の名前」「契約したい(可能な)プランと料金」「契約可能なショップの所在地と営業時間」をメモしたうえで現地へ向かおう。海外でデータ通信のローミングサービスを利用しない限り、現地SIMの購入と設定完了まではいっさいのデータ通信が行えない。ゆえにメモ書きや地図のプリントアウトを事前に用意しておき、契約完了まではiPhoneなしで行動できるようにしておこう。あるいは、メモ書きや地図の写真撮影やスクリーンショットを端末に保存しておき、オフラインで利用するのもいいだろう。現地でインターネットがすぐに使えると思わないほうがいい。