最新OSであるAndroid 4.4(KitKat)を搭載した本端末。これまでのAndroid端末に提供されていたJelly Bean(Android 4.1~4.3)とは、どこが違うのか。まずシステムの改善により、搭載メモリが512MBしかないような端末でもしっかり動作するようになったという。Nexus 5の搭載メモリは2GB。本端末の動作が機敏なのは当然の結果と言えるだろう。

Android 4.4、KitKatの魅力とは?

そして音声検索機能が進化した。ホーム画面に「OK Google」と呼びかけるだけで、音声検索の画面が立ち上がる仕様だ。現在はまだ、言語設定を「English(United States)」にしないと起動しないのが残念だが、Google社の開発スピードを考えれば、他言語に対応する日もそう遠くはないと思われる。

ホーム画面の表示中(写真左)に「OK Google」と呼びかけるだけで、音声検索の画面が立ち上がる(写真右)

試しに「OK Google, what time is it now?」と呼びかけた。すると、現在地情報をもとにした時刻が表示された。また「富士山の高さ」や「ニューヨークと東京の距離」などをつたない英語で聞いてみたが、発音の悪さにも関わらず1発で検索結果がヒットした。手放しでインターネット検索を利用できるというのは、とても便利だ。

手放しでインターネット検索を利用できる

このほか「Google Now」の利用をオンにすると、ホーム画面の左端にGoogle Nowのページが追加される仕様になった。メール作成時などにはGoogle Keyboardから絵文字が入力できる。電話機能も強化された。頻繁に電話する相手は、連絡先の上位に表示される。知らない電話番号からの音声着信に対しては、(Googleマップに登録されていれば)発信元を表示できる。いずれも使ってみたい機能ばかりだ。

ホーム画面の左端にGoogle Nowのページが追加される(写真左)。メール作成時の絵文字入力にも対応(写真中)。電話機能も強化された(写真右)