NTTドコモとパイオニアは14日、カーライフ支援サービス「ドコモ ドライブネットインフォ」に関する共同記者会見を開催した。同サービスは、運転中にスマートフォンに話しかけるだけで、渋滞情報などが得られるというもの。12月中旬よりNTTドコモのサービスとして、Android端末向けに無料で提供が開始される。

NTTドコモとパイオニアは、共同開発したカーライフ支援サービス、ドコモ ドライブネットインフォを12月中旬より提供開始する

サービスの概要

ドコモ ドライブネットインフォでは、渋滞情報や周辺情報の提供に加え、電話の発信や音楽の再生、SMSの送受信、最新ニュースの確認などをスマートフォンに話しかけるだけで利用できる。パイオニアが開発した次世代自動車向けクラウド基盤「モバイルテレマティクスセンター」をベースに、NTTドコモの「しゃべってコンシェル」を組み合わせた。共同記者会見では、NTTドコモ M2Mビジネス部長の高原幸一氏からサービスの概要について説明があった。

登壇してサービスの概要を説明するNTTドコモ M2Mビジネス部長の高原幸一氏(写真左)

同サービスの提供時期は12月中旬以降を予定している。月額使用料無料で提供する理由は、利用者の拡大を図りたいためだという。クラウド上のデータは、多ければ多いほど精度が上がるもの。そうしたこともあり、NTTドコモでは早い段階での100万ダウンロード突破を目指している。

ドコモ ドライブネットインフォの利用イメージ。運転中にも操作しやすいパネルUIを採用した(写真左)。ナビゲーターに話しかけることで各種操作を行える(写真右)