NVIDIA GeForce GTX 760M搭載の実力派ノート

マウスコンピューターの大画面搭載ノートPC「m-Book W」シリーズは、グラフィックス機能として標準でNVIDIA GeForce GTX 760Mを搭載したマシンだ。17.3型フルHD液晶とテンキー付きキーボード採用のボディに、高性能なパーツを詰め込み、低スペックのノートPCではもの足りないというユーザーの要望にしっかりと応えられる作りになっている。

今回はSSD+HDDというツインドライブ構成を採用した上位モデル「MB-W710S-SH」を試用した。ライバルはデスクトップPCだというこのマシンの実力がどのようなものか確認してみよう。

17.3型ディスプレイ搭載の大型実力派ノートPC「MB-W710S-SH」

シャープなデザインのボディにWindows 8.1を搭載

本体サイズはW413×D277.5×H17.5~44mm、重さは約3.2kgと、17.3型液晶を搭載しているだけあってボリューム感がある。しかしデザインが全体的に直線的でシャープな雰囲気を持っていることもあり、大きく重いマシンという印象はあまりない。

トップカバーとパームレスト周りがグレーで、底面側がブラックというツートンカラーになっており、トップカバーには長辺に平行する形でヘアライン風のパターンが刻まれている。縁に近い部分を斜めにカットし、角部分はわずかに丸くなっており、曲線の部分が最小限に抑えられている。

トップカバーの4辺近くは斜めに切り落とされたシャープなデザイン

ディスプレイは光沢のないノングレアタイプが採用されており、鮮やかな表示ながら反射がなく見やすいのが特徴だ。物理的な大きさとフルHDの高解像度表示で、十分な広さを感じられる。この広さと見やすさは、ゲームや仕事などで長時間しっかり使うユーザーにとってはうれしいものだろう。

タッチ機能は搭載していないが、OSはWindows 8.1を搭載しているため、デスクトップ画面からのシャットダウンなども、マウス操作でスムーズに行える。デスクトップ画面を主体に使うため、Windows 8を敬遠していたビジネスユーザーでも扱いやすいだろう。

反射がなく見やすいノングレア液晶を採用

テンキー付きキーボードや多彩なインタフェースを搭載

キーボードはテンキー付きのアイソレーションタイプを採用している。キーピッチは約19mmで、キーストロークは約1.5mm。配列やキーの変形はなく、タッチは軽めだ。強いタッチで利用したときにも周囲がたわむというようなことはなく、安定した利用感だった。またタッチパッドはボタン分離式のものが搭載されている。

テンキー付きのアイソレーションキーボードを搭載

インタフェースはかなり充実している。本体左側面にはUSB 2.0ポート×1、S/PDIF出力ポート、マイク端子、ヘッドフォン端子、光学ドライブを装備。光学ドライブは標準でブルーレイディスクドライブを搭載している。

本体右側面には、マルチカードリーダー、USB 3.0ポート×2、eSATA/USB 3.0コンボポート×1、HDMIポート、有線LANポートが配置されている。さらに本体背面側にはVGAポートと電源端子がある。

このサイズになると基本的に据え置きで利用するユーザーが多いと考えられるが、その場合、電源ケーブルはつないだままになる。これが本体横からの接続だと邪魔になりやすいのだが、背面側にあるのがうれしい。また、通気口も背面に設置してあるため、利用中に手や横に置いた飲み物に熱風がかかるということもない。ユーザーが快適に利用できるよう、細かな部分まで配慮された仕様には好感が持てる。

本体左側面にはUSB 2.0ポート×1、S/PDIF出力ポート、マイク端子、ヘッドフォン端子、光学ドライブを配置

本体右側面には、マルチカードリーダー、USB 3.0ポート×2、eSATA/USB 3.0コンボポート×1、HDMIポート、有線LANポートがある

本体背面側にはVGAポートと電源端子、通気口が配置されている

本体前面側にはインジケーターランプのみがある

光学ドライブには標準でブルーレイディスクドライブを搭載