フォステクスは10月24日、DAC内蔵ヘッドホンアンプ「HP-A4」を発表した。発売は11月28日で、希望小売価格は40,000円。

「HP-A4」

HP-A4は、192kHz/24bitまでのリニアPCMと5.6MHzまでのDSD音源に対応したUSB DAC兼ヘッドホンアンプだ。入力インタフェースはUSBと光デジタル音声を装備しており、USBからはリニアPCMとDSD、光デジタルオーディオ入力からはリニアPCM形式の再生が可能だ。

カスタムクリスタルを使用したアシンクロナス・モード(非同期モード)を採用することでジッターの発生を抑えた転送が可能だ。DACチップは、バーブラウンのPCM1792Aを採用。高精度なアナログ変換を実現している。

出力インタフェースは、φ6.3mmステレオ標準ジャックのヘッドホン端子×1系統に、ANALOG OUTPUT×1系統(RCA)、DIGITAL OUTPUT×1系統(光デジタル)を装備する。ヘッドホン出力にはHI/LOのゲイン切り替えが装備されており、幅広いインピーダンスのヘッドホンに対応することが可能だ(16Ω以上)。

ヘッドホン端子からの出力は、32Ω負荷で100mW、300Ω負荷で20mW。周波数特性は20Hz~80kHz(±3dB:1kHz、32Ω負荷、100mW出力、FS:192kHz)で、THDは0.04%以下(@1kHz。32Ω負荷、100mW出力時)となっている。

ロールオフ特性やカットオフ周波数を変化させられるデジタルフィルターを搭載。音源の種類に合わせて調整可能だ。

DSDの再生はDoP方式とASIO方式に対応している。また、専用の再生ソフト「FOSTEX Audio Player」が、製品の発売後に同社のWebサイトから無償でダウンロードできるようになる。

専用の再生ソフト「FOSTEX Audio Player」

本体サイズはW113×D155×H34mmで、質量は約500g。