ナイキは21日、プレス向けイベントを開催し、手首に装着して使うリストバンド型の活動量計「Nike+ FuelBand SE」を11月6日より15,750円で発売すると発表した。カラーバリエーションは4色で、対応アプリはiOS版のみとなる。店頭予約受付はNike Harajuku、Nike Osaka Running、Nike Fukuoka、ナイキストア吉祥寺にて10月25日より開始し、予定数量に到達次第受付を終了する。ここではイベントの模様と実際に使用してみた感想を述べてみたい。

記者会見に登壇したアスリートたち。左からプロボクサーの内山高志選手、フィギュアスケートの安藤美姫選手、元陸上選手の為末大氏

「Nike+ FuelBand」は「Fuel(フューエル)」という独自の単位で装着者の活動量を計測する。FuelBandを身につけていれば、運動はもちろん日常生活の動きだけでもFuelは増えていく。

「Nike+ FuelBand」

カラーバリエーションは4色

測定には加速度センサーを使用しており、日本未発売の前モデルよりもアルゴリズムが進化。腕の動きだけでなく、全身の動きから適切なFuelを判断するという。また、防水性も増しており、汗をかいた状態やシャワー時でも身につけることができる。激しい運動だけでなく、ヨガなどのゆったりした動きにも対応した。

記者会見に登壇したナイキデジタルスポーツ担当副社長のステファン・オランダー氏によると、前モデルをリリースしたことで、運動を続けるには"友人の力"が効果的に働くことがわかったという。

たとえば「Nike+」のコミュニティに友人がいない場合、活動量が3,137Fuelだった人が、1~3人の友人を得ると3,531Fuel、11人以上の友人がいると3,983Fuelと、活動量が増える傾向があるというのだ。これは、一人よりも大勢で活動をシェアした方が、運動が続きやすいことを示しているといえるだろう。

ナイキジャパン ゼネラルマネージャー、カール・グリバート氏

ナイキデジタルスポーツ担当副社長、ステファン・オランダー氏

オランダー氏は、「もっと上達したいという声をプロからもアマチュアからも聞く。プロの場合はコーチがサポートしてくれるが、アマチュアは"Fuel"がサポートする」と述べ、FuelBandとナイキコミュニティの相乗効果による運動効果の高まりに自信をのぞかせた。