説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりが正しく理解していないこともあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「iOS 7で『天気』は便利になった!?」という質問に答えます。

***

現在の天気と天気予報を表示するアプリ「天気」は、iOS 7で大きく変わりました。画面全体に現在の天気を表示するようになり、雨や風、雷といった気象現象をアニメーションで表現するというグラフィカルな仕様になっています。

「天気」はiOS 6のとき「ウィジェット」(通知センター上でも動作可能なアプリの一種)という形で存在したため、通知センター上でインタラクティブな処理が可能でしたが、iOS 7では一般的なアプリになりました。しかし、通知センターの設定で「今日の概要」をオンにしておけば、日付の下をタップして起動できるので、使い勝手はそれほど変化していません。

前述したアニメーションだけでなく、情報をコンパクトにまとめているという点で便利さは向上しています。画面上部の気温付近をタップすれば、表示している地域の気温や降水確率、風の強さや体感気温をすばやくチェックできるようにもなっています。

現在の天候ついてのボキャブラリーも、iOS 6のときと比べて増えました。「ところにより曇り」や「にわか雨」、「曇りときどき晴れ」といった表現が用いられるようになったため、雨は雨でもどの程度の強さなのか、曇りは曇りでも傘を用意したほうがいいのか、より正確に天気の状態を知ることができるようになっています。

ところで、北京の天気では「もや」と表示されることを確認しています。ひょっとすると、「雹」や「あられ」、「砂嵐」や「オーロラ」などといった表示が用意されているかもしれません。世界各地の天気をチェックしてみましょう!

写真で解説

現在の気温のあたりをタップすると、風の強さや体感気温をすばやくチェックできます

北京の天気をチェックしたところ、「もや」と表示されました。ひょっとすると、「雹」や「あられ」もある!?