ハーマンインターナショナルは10月16日、JBLのスピーカー「STUDIO 2」シリーズを発表した。ラインナップは、フロアスタンディング型の「STUDIO 290 BRN」「STUDIO 280 BRN」「STUDIO 270 BRN」、ブックシェルフ型の「STUDIO 230 BRN」「STUDIO 220 BRN」、サラウンド用スピーカー「STUDIO 210 BRN」、センター用スピーカー「STUDIO 225C BRN」の7製品。

発売は10月下旬で、希望小売価格は、STUDIO 290 BRNが71,400円(1本)、STUDIO 280 BRNが58,800円(1本)、STUDIO 270 BRNが46,200円(1本)、STUDIO 230 BRNが46,200円(ペア)、STUDIO 220 BRNが33,600円(ペア)、STUDIO 210 BRNが35,700円(ペア)、STUDIO 225C BRNが29,400円(1本)となっている。

フロアスタンディング型の「STUDIO 290 BRN」

ブックシェルフ型の「STUDIO 230 BRN」

「STUDIO 2」シリーズは、2011年10月に発売した「STUDIO 5」シリーズと同様に、ホームエンターテインメントをメインのターゲットとしたシリーズだ。価格は「STUDIO 5」シリーズよりもリーズナブルに抑えられており、JBLの「ライフスタイルスピーカー」のカテゴリーの中でのエントリーモデルとなっている。

全モデルが「HDIホーン」にマウントされたφ25mmのCMMD(セラミック・メタル・マトリックス・ダイヤフラム)ドームツイーターを搭載。エントリーモデルでありながら、ムラのない広い指向性を実現している。「STUDIO 5」シリーズではホーンは縦型だったが、「STUDIO 2」シリーズでは一般的な横型となった。

フロアスタンド型ではミッドレンジとウーファー、それ以外のモデルではウーファーに「PolyPlas」コーンを採用。パルプらしい低音と高い応答性を両立している。

左から、フロアスタンディング型の「STUDIO 280 BRN」「STUDIO 270 BRN」、ブックシェルフ型の「STUDIO 220 BRN」

キャビネットは19mm厚のMDF材で、共振、回折、定在波の発生を抑え、各ユニットのスムーズなつながりを実現するため、コンピューターシュミレーションによって最適化されたものだ。外側だけでなく内部の角も丸められており、また、内部には窓枠形状のプレーシングも施されている。

左が、サラウンド用スピーカー「STUDIO 210 BRN」で、右がセンター用スピーカー「STUDIO 225C BRN」

なお、「STUDIO 2」シリーズは10月18日より開催される「オーディオ・ホームシアター展 2013」、および11月2日より開催される「2013東京インターナショナルオーディオショウ」に出展される。

製品名 STUDIO 290 BRN STUDIO 280 BRN STUDIO 270 BRN
ウーファー φ200mm×2 φ165mm×2 φ165mm
ミッドレンジ φ100mm
定格音圧レベル 91dB 89dB 88dB
定格インピーダンス
周波数特性 28Hz~22kHz 30Hz~22kHz 35Hz~22kHz
サイズ W273×D330×H1,197mm W237×D284×H1,124mm W237×D244×H1,010mm
質量 25kg 20.5kg 16.1kg
製品名 STUDIO 230 BRN STUDIO 220 BRN STUDIO 210 BRN STUDIO 225C BRN
ウーファー φ165mm φ100mm φ100mm×2
定格音圧レベル 88dB 86dB 86dB 88dB
定格インピーダンス
周波数特性 42Hz~22kHz 52Hz~22kHz 50Hz~22kHz
サイズ W237×D265
×H381mm
W168×D180
×H260mm
W256×D146
×H260mm
W535×D187
×H165mm
質量 7.9kg 3.7kg 3.7kg 7.9kg