総合ベンチマーク:スコア傾向はUltrabook、CPU性能は控えめ

ではそろそろ性能のチェックに入ろう。まずはWindows 8のエクスペリエンス・インデックスをチェックする。

■ Windowsエクスペリエンスインデックス
プロセッサ 5.5
メモリ 5.9
グラフィックス 5.5
ゲーム用グラフィックス 6.1
プライマリハードディスク 8.0

スコアの傾向はUltrabookそのもの。グラフィックスのスコアが最も低く、SSDを使っている分ストレージが高い。ただブースト時でも最大1.9GHzまでしか上がらないYプロセッサを使っているためか、CPUの評価は5.5ポイントと低め。例えばVAIO DuoやPro(参考記事)だと、CPUは6.9ポイント前後の評価となる。薄型ボディに入るようクロックを抑えた分、それがスコアに反映されているようだ。

続いて総合ベンチマーク「PCMark7」のスコアをチェックしてみる。

CPUが性能控えめな分、PCMark7での評価も全体に低い

■ PCMark 7
PCMark score 3434
Lightweight score 2627
Productivity score 1910
Creativity score 6095
Entertainment score 2259
Computation score 6589
System storage score 4924
Raw system storage score 3796

エクスペリエンス・インデックスではCPUのパワーが控えめであることが示唆されていたが、ここでもProductivityやComputationといったCPUを酷使する系のテストのスコアが伸び悩んでいる。

さてPCMark7はストレージが速ければ少々CPUが遅くても高スコアがとれるベンチだが、Tap 11の場合はストレージのプラス評価よりCPU性能の不足の方が勝ってしまった感じだ。参考までに以下にCrystalDiskMarkのテスト結果(1000MB×5、ランダムデータ)を示す。

CrystalDiskMarkのテスト結果は、SATA3.0接続のSSDらしいストレージであることを示している

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