NTTドコモが10日に開催した2013-2014冬春モデル新商品発表会では、「docomo ID」を活用し、キャリアフリーでサービスを提供する方針が打ち出された。「dマーケット」の新たなサービス「d fashion」「dトラベル」「dキッズ」を追加することも発表。ヘルスケア分野へも進出する。同社の新たな試みを主体に発表会の模様をリポートする。

発表会に登壇した加藤社長は「docomo ID」の活用について説明。掲げたキーワードは「ネットワークフリー」「デバイスフリー」「OSフリー」、そして「キャリアフリー」という4つの「フリー」である。

4つの"フリー"がキーワードとなる

「ネットワークフリー」により、固定回線やWi-Fiなどでもドコモのサービスを利用できるようになり、「デバイスフリー」「OSフリー」により、スマートフォン、タブレットの他にPCなどでもサービスの利用が可能になるというわけだ。

さらに注目すべきは「キャリアフリー」。今後は「docomo ID」でユーザーを認証することで、いずれは他社ユーザーであってもドコモのサービスを利用できるようになるという。ただし、これら"4つのフリー"の導入について具体的なスケジュールは明らかにされていない。

docomo IDでユーザーを認証する