Cypress Semiconductorは10月7日(米国時間)、同社のタッチコントローラ製品「TrueTouch」の第5世代製品(True Touch Gen5)として第2弾製品となる、スマートフォン、タブレット、および電子書籍リーダー向け製品「TMA568」を発表した。

「TMA568」のパッケージ外観と適用イメージ

TrueTouch Gen5は、先端2.0mmのパッシブ型スタイラスによる筆記と描画をサポートし、7mmの大きさの文字のタッチスクリーンでのキャプチャが可能。これにより日本語や中国語など、複雑な文字認識を必要とする言語の入力を自動的かつ正確に認識させることが可能。また、ユーザーの手のひらがスクリーンに接触したことを検出して意図しないタッチ入力を防止する「パーム リジェクション機能」を搭載しているほか、ディスプレイや充電器からの電子的ノイズによる誤作動防ぐことが可能な「ChargerArmor機能」も搭載。これにより、0.5mmカバーレンズおよび最大22mmのフィンガーサイズにおいて1kHz~500kHzの範囲で、40Vp-pの充電器ノイズ耐性を提供するという。

Cypressが提供するTrueTouchデバイスファミリの各種概要。Gen5品としては、第1弾として最大36センスI/Oを備え、6.0型以下のタッチパネルをサポートする「TMA545」が提供されている

TMA568は、58個のセンスI/Oを搭載し、5.3型のタッチパネルであれば3.2mmピッチに、8.3型のタッチパネルであれば5.0mmピッチまで拡張することが可能なほか、シングルパススキャン付の120Hzリフレッシュレート、独自技術である「DualSense」による自己+相互静電容量テクノロジによるIP67規格に適応した防水性などを実現している。消費電療もARM Cortex-Mシリーズのプロセッサを搭載し、高い性能を確保しつつも、平均で12mW、ディープスリープモードで15μWを実現している。

さらに、狭帯域のシングルパススキャニングと高度なハードウェアDSPフィルタリングにより、10Vの電圧と高い周波数でのタッチスクリーンの駆動が可能。これによりインセルやオンセル、ノイズの多いディスプレイへの対レクトラミネーションなど、薄型のディスプレイ内蔵スタックアップの実装が可能になるという。

TMA568の概要

なお、同製品はすでに先行顧客に向けて提供を開始しており、2013年12月より本格量産を開始する計画。提供されるパッケージは、6.0mm×6.0m×0.6mmの56ピンQFNパッケージ品(44 I/O)もしくは5.5mm×5.5mm×0.6mmの70ボールBGAパッケージ品(48/54/58 I/O)が用意されている。