これで、しばらくiPhoneを放置して構わない。iOS 7のインストールイメージ(iPhone 4Sは728MB)のダウンロードは数分あれば完了するが、その後インストールイメージを展開し、iPhoneのファームウェア部分を書き換え、OSおよび標準装備のアプリのインストール……という作業に40~50分ほど時間がかかる。コーヒーでも飲みながら、iPhoneが3回再起動するのを待とう。

iPhone 4Sをワイヤレスアップデートしたところ、「アップデートを準備中...」の時間が30分以上続いた

実際にシステムがインストールされる直前、ファームウェアが書き換えられたのか、アップルマークとプログレスバーのデザインが変化した。左右を見比べてほしい

しばらく待つと、iOS 7のシステムが起動し、初期設定をうながす挨拶文(日本語は「こんにちは」)が表示される。スライダーを右方向へフリックすると、「アップデートが完了しました」とメッセージが表示されるので、「続ける」をタップしよう。

これでiOS 7のインストールは完了、あとはいくつかの設定を残すのみだ

続いて、位置情報サービスのオン/オフをたずねられる。「マップ」や「友達を探す」などの位置情報を必要とするアプリには欠かせないため、事情がないかぎりオンにしておこう。続く画面では、iCloudへサインインするためにApple IDを入力すること。

位置情報サービスのオン/オフと、Apple IDの設定を行う。Apple IDはiOS 6のときの情報が引き継がれているため、パスワードだけ入力すればOK

iCloudへのサインインが完了すると、iMessageとFaceTimeの着信に使用される電話番号やメールアドレスの確認を行う。着信に使わないものは、チェックを外しておこう。盗難/紛失に備えた「iPhoneを探す」の新機能も紹介されるので、一読しておきたい。

iMessageとFaceTimeの着信に使わないメールアドレスは、チェックを外しておこう

「ようこそiPhoneへ」という画面が表示されれば、iOS 7のホーム画面はすぐそこだ。「さあ、はじめよう!」をタップすると、デザインが一新されたアプリアイコンが目に飛び込むはず。Spotlightが移動したことを確認すれば、自由に機能を使うことができる。

「ようこそiPhoneへ」の画面が表示されれば、iOS 7へのアップデートは完了。デザインが一新されたホーム画面が現れ、Spotlightが移動したことを確認すれば、そこはiOS 7の世界だ