BBソフトサービス、8月のインターネット詐欺リポートを発表

ソフトバンクグループのBBソフトサービスは10日、2013年8月度のインターネット詐欺リポートを発表した。

リポートは、同社の「Internet SagiWall」が検出、収集した危険性の高いネット詐欺サイト数などを分析するものになる。Internet SagiWallは、WebブラウザーでアクセスしたWebサイトを解析し、危険性のあるコンテンツを検出した場合にはこれをブロックする機能を持っており、WindowsやAndroid、iPhoneに提供している。

同社のレポートによると、8月のインターネット詐欺サイトの検知数は63万6,928件、前月より4%の増加を示している。種別では、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが98.7%(0.7ポイント増)、フィッシング詐欺サイト0.7%(0.5ポイント減)、マルウェア感染サイト0.3%(0.2ポイント減)、ボーガスウェア配布サイト0.2%(変化無し)、脆弱性悪用サイト0.1%(変化無し)。前月に引き続き、総検知数は増加している。またOSごとのネット詐欺種類別検知率では、8月度はAndroid端末でのフィッシング詐欺サイトの検知率の増加に言及している。

また、トピックとして、8月度は格安カラーコンタクトレンズ販売サイト、釣り具販売サイトなどが新たな詐欺サイトとして発見されていること、注意喚起が行き届いてない分野が標的になりうること、家庭用ゲーム機の人気RPGのユーザーアカウント情報を盗むためのフィッシング詐欺サイトの検知なども報告している。